今日から冬期講習です。
トップバッターは「数学」。午後は「生物」でその後に「数ⅢC」の特別講座があります。
9時に全員を501教室に集めこんなお話しをしました。
「『徒然草』に「何事にも先達はあらまほしきもの」というお話しがあります。
仁和寺というお寺のお坊さんが、岩清水八幡宮の本堂のある場所を間違え、他のお寺を見物してそれが八幡宮だと思い込んでいたというお話しでした。
自分の誤りはなかなか自分自身では分からないものだということのたとえに良く使われるお話しです。
これからちょうど二ヵ月後、獣医学部の入試が一斉に行われます。医学部入試もそれに前後して実施されます。いまがまさに〔直前期〕 と言ってもよいでしょう。
この段階の勉強で一番私が大事だと思っているのはたった一つ、
『やり方を間違えない』
このことです。
どんなに時間をかけて勉強しようと、どんなによい参考書を使おうと、あるいはどんなによい授業をうけようと、やり方を間違えていては合格を勝ち取れる学力は到底無理なことだからです。
そしてその「正しい勉強の仕方」を教えてくれるのは、皆さんにとっての『先達』、すなわち講師の先生方です。
これから二ヶ月、合宿も含めて、とにかく先生方の教えるとおりにやってみる、指示されたとおりに勉強してみる、このことが一番大事なのです。
あちこちに目移りすることもあるかもしれません。ですが土壇場で皆さんを一番励ますのは、あれやこれやのことをいろいろとやった、ということではなく、むしろ、
『自分は先生方の指示に従って、やるだけのことを全部きちんとやってきた』
という思いだからです。
どうかこれからの二ヶ月、自分を甘やかさず、先生方の指導を最大限に
『利用』
しつつ、乗り切ってください。
今日からの冬期講座、しっかり受講しましょう。」
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その後、担当の先生方から一言ずついただき、冬期講習が始まりました。