「合宿」が医進塾で実施されるようになったのは、私が赴任した2006年の夏からのことでした。
初回は参加者4人(!!)。英語のみの二泊三日。「合宿」というよりはむしろ「英語特訓」というような内容のものでした。
場所は小諸。小山校長の別宅を使わせてもらっての実施でした。校長の別宅は100%純粋の「民家」で、かなり広いお宅でした。10畳以上のお部屋が、全部で7部屋。隣に昔の「蔵」がついているという、東京ではまずめったにお目にかかることのないお宅でした。
マンション住まいには慣れている塾生も、このような純粋な「民家」に泊まるのは
「初めて!」
という子ばかりで、 初日はお宅の中をいろいろと
「探検」(笑)
してははしゃいでいたのを思い出します。
それが初回の「夏期合宿」でした。
その冬は八王子の野猿峠そばにある「セミナーハウス」(旧大学セミナーハウス)を利用しました。
ここは私が最初の大学に入ったころ(1974年)に使ったことのある場所で、三角錐のような建物が丘の上に上下さかさまに建てられているという(笑)、実に不思議な場所でした。
次の年(2007年)の夏に初めてこの「つくばセミナーハウス」を利用し、その時以来ほぼ毎年、多い時には年に三回くらい(春、夏、冬)使わせてもらったこともありました。
ここ以外にも、新潟のスキー場そばのホテルを使った年もありました。日航123号機の事故で名前を知られた御巣鷹山のそばの研修施設に行ったこともあります。つくばセミナーハウスと同系列の、幕張セミナーハウスを使ったこともありましたし、逆に都内の研修施設型ホテルなども検討したことを覚えています。
でもやはり最終的に、この「つくばセミナーハウス」がベストだという結論に自然となっていったわけです。
理由としてあげられるのは、内部の使い勝手の良さと、スタッフの皆さんの協力体制が実にありがたいほどであることです。
食事も(温泉宿の食事のようなものはかえってこまるので)勉強合宿に来ているということをよく考えてくれているメニューや、アレルギーを持つ生徒に対するきめの細かい配慮が、受講生にとっても大変に好評です。
適度に(あくまで「適度」に、ですが・(笑))リクリエーション施設も整っており、気分転換もしやすく、また近くにあるショッピングセンターやコンビニで必要なもので忘れたものはいつでも購入できるという気安さもあります。
加えて、都心からある程度は離れていて、しかも参加者の「現地集合・現地解散」が不可能なほど遠距離ではないという点も利点の一つに数えられるでしょう。
いくら「合宿」だとは言え、電車で2時間、そこからバスで1時間・・・とか、片道バスで4時間・・・とかでは、行き帰りで疲労してしまいますし、何より移動にかかる費用がバカになりません。
そんなわけで医進では2007年以来、この「つくばセミナーハウス」が合宿の「定宿」(笑)となっております。
受講生も、合格して大学に入ってからも、塾の教室や自習室はさておき、このセミナーハウスをとても懐かしく思い出すらしく、わざわざ合宿中の後輩に会いにここまで来てくれた卒業生もいるほどです(笑)。
このセミナーハウスは、いろいろな会社や大学ゼミの研修にも使われているとのことなので、もしかしたら医進を卒業した生徒たちが大学や病院の研修などに使うこともあるかもしれませんね。
その時彼ら、彼女らがいったいどんな気持ちでこの場所を使うのだろう・・・などと考えると、楽しくなってきます。
今回は「つくばセミナーハウス」の宣伝でした(笑)。