2013年12月31日火曜日

冬期合宿㊷「合宿雑感」

私がこのような形式の「勉強合宿」をプログラムしだしたのは、私が24歳、最初の赴任校での「一泊二日英語特訓」が最初でした。

24歳というと、今の医進塾の一番年長の生徒と同じくらいです。そんなころから「合宿形式による集団指導」に関わってきたのですから、

「先生も好きですね~」(笑)。

と言われても、とりあえずは返す言葉がありません。

私は36年間「学校」(中学校、高校、予備校)というところに関わってきました。そのうち合わせて10年近くを「全寮制」の学校で生徒とともに過ごしてきたのも、「合宿」というものにそれほど違和感がない理由なのかもしれません。

私自身が高校時代の2年間を、全寮制高校で過ごしたことも理由の一つなのでしょう。

『全寮制』とか『合宿指導』というものの持つエネルギーは、やったものでなければなかなか分かりにくいものです。でも一度それがわかってしまうと、わからない人に説明するのが難しいほど本質的にはっきりと『価値』がわかるものです。

合宿や全寮制というシステムでは、生徒も見ることができるのと同様、こちらも彼らから見られていることになります。

どんなに口先で恰好のよいことを言っても、それが「実例」として示せないと生徒はついてきません。またこのようなシステムの中で、一度できたお互いの「誠意だけに基づいた信頼関係」 は、そうそう崩れるものでもないのです。

医進塾を「卒業」して、第一志望に合格した人たちが集まると、必ずそこで一度は話題になるのがこの「合宿」だといいます。

それほどの思い出を記憶jに残せるだけのパワーが、この「合宿」にはあります。もしかしたら私自身、その若い人たちのパワーとエネルギーに自分を晒し、改めて自分を鍛えなおしたい、そんな理由でこのようなプログラムを組んでいるのかもしれません(笑)。

ですので、おそらく教え子たちから、

「先生も好きですね~」

と言われつつも、たぶん身体が動かなくなるまでこういう仕事は続けてゆくのだろうな・・・と、なんとなく

「予感」(笑)

を感じているのも、また事実なのです(笑)。