どちらも３～５分の短いもので、初日は「原因と結果の法則」について、二日目は「不安」について、三日目は「不可能は一つの通過点」ということを話しました。
私が生徒にする簡単なお話の内容は、ここ二十年ほどまったく変わっていません。言い方は様々で使う例もその都度違いますし、できるだけ生徒の日常の例やたとえを使うようにしています（そういえば昨年はAKB48のことを話しました。二年前にはPerfumeのことを例にだしたりしています・(笑)）。
簡単にいうと、それは「すべてのことは人の心が決める」ということです。
この世の中のすべての出来事は、
①自分がコントロールできること
と
②自分がコントロールできないこと
とに分かれます。これは絶対不変のことなのであって、例外はありません。ですから「自分がコントロールできないこと」について様々に思いを巡らしても、それはどうすることもできない。まずはこのことを
「しっかりと認めよう」
ということです。
その上で、「自分がコントロールできること」を１２０％やるように努力しましょう、ということなのです。
もちろんこれはまさに「言うは易く行うは難し」にあたる事柄です。でもこれをすること、しようとすることからしか人間には本当の「成長」はあり得ないのです。
受験生とても例外ではありません。
いまどんなに努力を重ねたところで来年の合格を保証することはできません。それを思うと人間である以上当然のことながら「不安」になります。そのあまり本来自分がコントロールすることのできる唯一のものである「勉強」にも手がつかないということも、まま起こり得ます。
これを乗り越えようとする努力が、私は受験勉強というものの最大のメリットではないかと思うし、だからこそそのことを生徒たちには常に言い続けてきたのです。
生徒にいうことは私にも当てはまります。
私も常に一人の英語教師として、あるいは一人の「日英語のプレゼンター」として、より高い目標に向かって 進み続けなければなりません。自分ではなにもやらないで生徒にだけいい顔をしようとするような教師にはなりたくありません。
その場合でもまったく同じことが言えるのです。
本当の「安心」は、自分のコントロールできることを全力を尽くしてしようとすることを通してしか得られない。まさにこのことなのです。
そしてそれをしようと決めるのが私の心なのです。だからこそ、
「すべてのことは人の心が決める」
ということになるのでしょう。
そしてそれをここ二十年も言い続けてきているということは、私自身がそれを達成できていない未完成の人間なのだということでもあるようです。
完成して何一つ不足のない状態より、自分の不足を一つひとつ見つけて埋める努力を重ねるような「不完全」な人間で、私はありたいと願っています。
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『信念の力』
もしあなたが負けると考えるなら、あなたは負ける。
もしあなたが駄目だと考えるなら、あなたは駄目になる。
もしあなたが勝ちたいと思う心の片隅で無理だと考えるなら
あなたは絶対に勝てない。
もしあなたが失敗すると考えるなら、あなたは失敗する。
世の中を見てみよ。最後に成功を願い続けた人が成功しているではないか。
全て『人の心』が決めるのだ。
もしあなたが勝てると考えるならあなたは勝つ。
『向上したい』 『自信を持ちたい』と、もしあなたがそう願うのなら
あなたはその通りの人になる。
さぁ、再出発だ。
強い人が勝てるとは限らない。又、すばらしい人が勝つとも限らない。
『私はできる』 そう考える人が結局は勝つのだ。
A State of Mind
Author Unknown
If you think you are beaten, you are
If you think you dare not, you won't,
If you like to win, but don't think you can
It's almost a cinch you won't
If you think you'll lose, you're lost
For out in the world you find,
Success begins with a fellow's will
It's all in a state of mind
For many a game is lost
Ere even a play is run,
And many a coward fails
Ere even his work is begun
Think big and your deeds will grow
Think small and you'll fall behind
Think that you can and you will
It's all a state of mind
If you think you are out-classed, you are
You've got to think high to rise
You've got to be sure of yourself before
You can ever win a prize
Life battles don't always go
To the stronger or faster man
But sooner or later, the man who wins
Is the fellow who thinks he can
