2013年5月9日木曜日

HR開催



塾の授業も,今週で三週目となりました。
殆どの人が良い意味で「慣れて」くれています。

来週の14日は「医塾メディカルテスト第1回」が実施されます。それに向けて先ほど全員を集めてHRを開催。以下の6点について話しました。

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学力の向上に向けて!





1.          何のための1年間かを良く理解すること。

  緊張をもって始まった医塾での授業ですが,時間の経過に伴いだんだんと時間の使い方がルーズになってきた人もいるようです。
  
  医塾の生活は,その全てが来年の「合格!」に結びついていなければなりません。そのためにも塾生の皆さんは,自分の生活の一つひとつの事柄が「どう合格と結びついているのか」を 常に自分自身に問い続けるようにしてゆかねばならないのです。

  それは決して楽なことではありませんが,もともと「楽をしよう」と思って医に来たひとはいないはずです。医での苦労ははっきりとした「意味」があります。それをきちんと頭に入れておいてください。 





2.          生活をサイクル化する。

  当たり前のことを当たり前にするのが「生活をサイクル化する」ということです。いろいろと変わったことをしてみたいと思うのが人間の常ですし,若いうちは特にそういう傾向がつよいと思います。

  でもそれに負けないでください。勉強に明け,勉強に暮れるのがこの一年という期間です。その期間を自分を鍛える期間と考えましょう。

  サイクル化による「ストレス」は,日曜日を上手に使うことで十分に解消できるものです。単にだらだらと机の前に座っているだけではだめです。休みの有効な使い方のためにも,生活のサイクル化は必須です。  





3.          特に大事なのは「朝の時間帯」。

  朝8時半にぎりぎり飛び込んでくるような登校状態では,30分からの「一斉学習」が生かせるわけはありません。
  
  8時半からの勉強を本当に有効に集中してするためには,最低でも8時すこし過ぎに登校していなければならないでしょう。

  高校ではありませんから「遅刻」しても「生徒指導」などはありません。でも「罰則があるからしかたなく」8時半に来る・・・というようでは,その日一日が有効に使えるはずはないのです。

  朝の時間帯を,特に大事にしましょう。それがその日を充実させる第一歩になるはずです。  





4.          「自習室」を「自分の部屋」にはしないこと。



「自分の部屋」と「自習室の座席」が「違う」ことに,早く気がついてもらいたいと思います。「自分の部屋」は,「遊ぶ,寝る,食べる,本を読む,ゲームをする,そして勉強もする」空間です。

「自習室の座席」はそうではありません。そこに座ったらすることは「勉強」しかないはずです。そのようなものに自分で自分の座席を作るようにしましょう。

勉強に関係ないものは持ってこない,という決まりは,そのためのものなのです。 





5.          常に「先を見る」勉強計画。

  1学期の最後の週までにやるべき勉強を決めているでしょうか。夏にやる内容を思い描いていますか。合宿で何をするかを少しでも考えるような時間をとっているでしょうか。

  このような「クセ」をつけることで,自分の勉強に明確な「方向」が決まります。それも自分で勝手に思い描くのではなく,個別指導の先生やSCのときの指導担当者と,よく相談してみましょう。
 
  自分の勉強の方向が決まることで,落ち着いて安心して努力が重ねられます。  





6.「単語暗記チェック」をバカにしないこと。

  単語の暗記だけは「一夜漬け」ができません。今のうちからきちんと頭にいれる習慣をつけてお
  かないと,いざと言う時に役に立たないのです。

  単語への反応速度を早くすること,文法語法問題も語彙力で乗り切れるようになるまできちんと  暗記を重ねること。そこまでできて初めて「長文総合問題」に使える単語力となります。

  毎日の暗記チェックを絶対に軽んぜず,一日一日を大事に過ごしてもらいたいものです。

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いろいろと言いましたが,これは医塾にとっては,本当に当たり前のことに過ぎません。全員によく理解してもらい,なんとしてもこの夏までを乗り切ってもらいたいと願っています。

    

2013年5月2日木曜日

初回面接終了

昨日、塾生全員への「初回面接」が終わりました。

一人10分から15分程度のものでしたが、みなそれぞれ今の自分の勉強について率直な感想を述べてくれました。

現在までの授業や自分の勉強で、大きな問題を抱えている人(授業にまったくついてゆけない、先生の言っていることがわからない)という人は一人もおりませんでした。

ただやはり「苦手分野、苦手科目の勉強方法」に不安を感じている人が圧倒的で、それについては、

1.勉強方法の再確認→各教科主任の先生との相談を早めに!

2.SC(自由質問時間)の使い方の指導

3.(パーフェクトコースの人は)個別指導の担当者の選定

というような点から改善点をアドバイスしました。

今一番不安なことは?

という質問には、例外なく全員が、

来年合格できるかということ

と答えてくれました。

当たり前かもしれませんが、 今の時点の楽しさや雰囲気の明るさに流されず、全員が来年を見据えて勉強していることの現われでもあり、これはこれとしてよかったと思います。

大事なことは不安を不安のままに放置するのではなく、

「どうすればその不安が消えるか」

を真正面から考えることではないでしょうか。

そしてその真正面からの問いに対しては、

医進の授業と先生方とを信頼し、最後までついて行くこと!

といつも答えています。

「最後まで授業を先生とを信じてがんばった!」

という塾生が、きちんと最後には自分の行きたいところに合格していってくれています。毎年繰り返されることなので、改めて言う必要もないことではありますが、やはりここで強調しておきたいことです。

きょうは連休前のHRがあります。

この期間、自宅での勉強時間をどのように管理するかも大事な事柄です。

2013年4月29日月曜日

計算力特訓講座

朝から「計算力特訓講座」が開講されています。ご家庭の事情や体調不良などで数名が欠席だったのは残念ですが、参加した生徒は最初からかなりの勢いで「計算問題」の特訓に取り組んでいます。

毎年やっていることとは言え、その時、その学年の塾生の弱点の傾向は全部違います。それを瞬時に判断してしかるべく指導し、かつその生徒に必要な課題を選定して渡すということは、かなりの力を必要とするものです。

その点、医進の先生であれば、塾生たちはみな安心して指導を受けてくれているようです。

今日の最後には各自に大量の課題が課されます。それは来週以降の『数学SC』の時間で順次指導をしてゆく形になります。SCの時間があっても「利用の仕方がわからない」という生徒が一人もいないよう、ちょっとおせっかいかな・・・とは思いますが、この指導を継続して行くつもりでおります。

2013年4月27日土曜日

Ipad MINI

本日、湖南学園早稲田ゼミナール創立60周年記念の「IpadMINI」を全員に配付しました。上手に使ってくれるとうれしいのですが。

科目によってはネットを通じて教材を配付するようなことも計画しているとのことです(私の教科の英語もそうですが・笑)。

2013年4月26日金曜日

コミュニケーションプログラム

医進塾には、主として面接対応型講義・演習である「コミュニケーションプログラム」があります。
今日はその第1回の授業内容説明会でした。

医進のこのクラス(C/P)は大変に珍しいものだと思います。面接を単なる「過去問復習練習」に終わらせず、プレゼンテーションの一環として捉え、自分の意見をきちんと全員の前で発表できることを目指した訓練をしているからです。

最近の医療関係のさまざまな事件や訴訟などを見ておりますと、そのほとんどすべてが「医療技術の低劣さ」によるものではなく、その治療の「結果」の「正しい伝え方」ができていなかったためであるということが大変に多いように思います。

医学部、獣医学部に入っても、中でそのようなことはなかなか教えてくれません。

今のうちにきっかけをつかんでくれれば、あとはある程度まで自分でできるのがこの訓練の特徴です。

ここできちんとしたコミュニケーションの技術を身につけておくことで、将来余計なトラブルに巻き込まれないような準備をきちんとしておいてもらいたいと思います。

2013年4月25日木曜日

英語SUP開始

先にはじめている人はもう3月初旬からやっている「英語SUP」が、いよいよ本格的に開始されています。

「初級→中級→上級→実戦」と続く、一連のプリント学習講座が「英語SUP(Step Up Program)です。各級ごとに90枚~100枚のプリントが用意されており、各プリントでは原則としてひとつの構文(so...that...とかtoo...toなど)が扱われます。

一枚に大きく分けて三題の問題が用意されています。〔1〕は短い英文でその構文の基礎的な意味を確認する問題。〔2〕はその構文を使った基礎的な6-7行の英文。〔3〕は同じくその構文を使った実際の入試問題、という形で分けられ、受講生はノートにそれぞれの英文の全訳を記載して提出することになります。

私がそれを全部確認・訂正して返却するわけですが、素直に〇がつく場合はよいとして、「やり直し」「訳しなおし」などとコメントがつけられて返された場合は、そこをもう一度最初からやらねばなりません。

辞書や参考書の使用は自由ですが、あまり一枚に時間をとると他の教科の勉強に差し支えますので、大体プリント1枚を20分~30分でこなすように指示をしてあります。

毎日少しずつ(1~2枚ずつ)こなして行くのがベストです。一回に10枚も20枚もやって持ってくる人もいますが、結局それでは頭に定着せず、最後の「定着確認テスト」に合格できませんから(このテストは3回まで追試を認めます。それでもダメな場合はその級を最初からやり直しになります)、一番よいのは、

「毎日こつこつとやること」

に尽きるようです。

それまで「英語が苦手!」だった多くの先輩が、この「英語SUP」と、毎日の「単語暗記チェック」を通して実力をつけ、堂々と合格を手に入れてくれています。

医進13の皆さんにも、同じ体験をしてもらいたいと願っています。

2013年4月24日水曜日

29日「数学計算力特訓講座」開講

連休の最初、来週の月曜日の29日に、医進では『計算力特訓講座』を開講します。校内生は無料です。

朝の9時から夕刻17時ころまで、丸一日かけて数学の「計算演習」を行うものです。単純な二次方程式の解を求めるようなものから、微分積分の難しいものまで、かなりの範囲をこなします。

基本のコンセプトは「計算力=計算持続力」をつけることです。

単純な計算をひとつだけするような場合、医進の生徒でミスをするような人はいないのですが、これが複雑な、途中式だけで何十行にもなるような計算の場合、最後まで緊張感が持続せず、途中で「切れて」しまい、その結果「プラスとマイナスを書き間違える」ようなミスをしてしまう人が多いのです。

昨年も行い、大変に好評だったものです。

今年はまた昨年とは別の趣向で行います。

現役生も既卒生も一緒に、ほぼ個別指導のような形での「特訓ゼミ」です。ぜひともここでスタートダッシュできるだけの力をつけてもらいたいと思います。

2013年4月23日火曜日

単語チェック開始!

昨日から朝と夕刻(と言っても16時ですが)の「単語暗記チェック」が始まりました。

何事も最初はいろいろと戸惑いもあるようで、そもそも単語の意味を口頭でチェックされるということに慣れていない人が多く、かなり時間もかかりました。

二日に一回、単語集を少ない人で3ページ、多い人は10数ページ暗記してもらいます。
大事なのは「反応速度」!単語を一つ言われて「え~っと、え~っと、あ、あれだ!」となるようでは失格です(笑)。

単語を言われたら瞬間的に訳語が出てくるところまで暗記していないと実戦では何の役にも立ちません。

そのあたりのことも、段々に身体で覚えていってもらうしかありません。昨年度このチェックを始めたのが7月でしたか、今年度はずいぶんと早くからやっていることになります。その分、英語の点数に反映が早くでてくれることを願っています。

2013年4月22日月曜日

医進13始動!

先週土曜日、20日に「基礎力判定テスト(クラス分テスト)」が実施されました。科目は英語と数学だけで、それに基づいてクラス分けがされ、本日22日の初日から授業が開始されています。

午前中の試験に引き続き、午後の13時から「事前オリエンテーション」、教科書配付、自習室の席替えが行われました。

事前オリエンテーションでは、これから医進塾で一年間学ぶに当たって、どうしてもこれだけは理解しておいてもらわないと困ることをお話しました。

1.医進塾の日課と授業予定について

医進塾の年間授業は「前期」「後期」「直前期」の三つに分かれています。「前期」は「1学期授業+夏期講座+夏期合宿」、「後期」は「2学期授業+冬期講座+冬期合宿」で構成されます。

「直前期」は、正月特訓の後のセンターテストまでを「直前期Ⅰ」、センターテストリサーチから1月末までを「直前期Ⅱ」としており、「Ⅰ」ではセンター対策を中心に、「Ⅱ」では各大学別の予想問題演習が扱われます。

「前期」の主眼は「基礎力の再確認と定着、応用力へのステップアップ」です。
「後期」の主眼は「応用力の完成から予想問題演習を通じての実戦力の完成」となります。
「直前期」はセンターテスト対策と大学別出題傾向・予想問題演習が中心です。

このように医進の授業はそれぞれが大変明確な目的を持っているので、高校の時のように単に受身の姿勢で受けているだけではもったいないのです。その授業がどのような目的でなされているかを知ることで、自分の勉強への方向付けが有効になされてきます。それをよく理解してもらいたいと思います。

朝8時前後から夜9時までの授業、予習、復習は大変だろうと思いますが、慣れるまでの辛抱です。本当につらいのは最初の二三週間でしょう。そこを乗り越えてくれれば自分でも驚くような集中力が身についてくるはずです。

2. 年間11回の試験について

連日行う小テスト「イントロテスト」とはまた別に、医進塾では校内テストの『メディカルテスト』が年に6回、全国模試が年5回予定されています。

メディカルテストも全国模試も、ある程度の出題範囲はありますから、それを中心に自分の勉強の計画を立てることができるようになっています。

教わったことを理解することは基本中の基本です。それをどこまで自分の勉強で『応用力』にまで定着させてゆけるかが大事です。そのためにも「メディカルテスト」と「全国模試」はよい目標になります。

試験があるから仕方なく受ける・・・というような受け方ではなく、「次回のテストまでにここまでは終わらせる」「この部分は絶対に理解したうえでうける」というような「問題意識」をもった受験の仕方をしてもらいたいと思います。

3.毎朝の単語暗記テスト

早速本日の朝から「単語暗記確認テスト」が開始されました。塾生全体を4グループに分け、一日の朝と午後に所定の範囲のチェックを行います。

昨年から実施しているこの「単語暗記チェック」は、「大変に厳しかったけれど、こんなに役に立ったことはないと思う」と、先輩方から感謝されているシステムです。

確かに自分で単語帳をにらんで暗記したと思い込んでいるものでも、私の前で口頭でチェックされると

「できない!わからない!」

ものが非常に多く、逆に口頭で意味が瞬間的に言えるものは試験中でも滞りなくその意味が出てくることが多いということは先輩たちが経験的に知っていることです。記憶のメカニズムから言ってもこの覚え方が一番よいことは証明されています。

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今朝は特に遅刻もなく、朝の「自習室一斉学習」も問題なく終わり、現在は各教室で「数学」の授業を全員が受けてくれています。

来週からは「イントロテスト」も始まります。最初から飛ばしすぎないよう、かつ必要な集中力を持って授業に向かってもらいたいと思います。


2013年4月8日月曜日

のび太くんのお話


FBに登校されたお話です。

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のび太君の感動話

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のび太君はテストの前日、

ママが大事にしていた“プラチナの指輪”をなくしてしまいました。
「これからママにたっぷり叱られることを思うと、とても勉強できない」

とドラえもんに泣きつきます。
ドラえもんはポケットから「なくし物とりよせ機」を出しました。
ハッキリとなくした物の形を思い出せば、それが出てくるという道具です。
なくした指輪を取り返したのび太君に、勉強をするよう話すドラえもんですが、

のび太君は今までなくした物を全部取り寄せました。
ママに捨てられたマンガや、ジャイアンに取り上げられた模型飛行機、

谷へ落としたムギワラ帽子などをはじめとして、様々なものを出していきます。
昔を懐かしむのび太君に、ドラえもんは言います。
「過ぎた日をなつかしむのもいいけどね、もっと未来へ目を向けなくちゃ。

ふりかえってばかりいないで、前を見て進まなくちゃ」
しかしのび太君は、
「どうせろくな未来じゃないさ。

頭も悪いし、何やっても失敗ばかり・・・

ずっと子どものままでいたいな」
と言い返し、

ドラえもんも呆れて部屋を出ていきます。
その時のび太君は、取り出した物の中にあった小さなダルマを見つけました。
それは、亡くなったおばあちゃんが昔、幼いのび太君にくれたものでした。
庭で転んで泣いていたのび太君を、そのダルマを使って慰めてくれたおばあちゃん。
「のびちゃん。ダルマさんはえらいね。

なんべん転んでも、泣かないで起きるものね。

のびちゃんも、ダルマさんみたいになってくれると嬉しいな。

転んでも転んでも一人でおっきできる強い子になってくれると・・・、

おばあちゃん、とっても安心なんだけどな」
当時のび太君はおばあちゃんに、

「ぼくダルマになる」と約束しています。
今は亡きおばあちゃんとの最後の思い出に頬を濡らしたのび太君は、

やがて立ちあがり、机に向かって勉強を始めます。
「ぼく一人で起きるよ。

これからも、何度も何度もころぶだろうけど・・・。

必ず起きるから安心してね、

おばあちゃん」