2011年10月4日火曜日

最近の冷え込み

先日実施したメディカルテスト第4回のうち、「化学」「物理」の採点が終了しました。「数学」は明日、「英語」は明後日、「小論文」は土曜日の完了予定です。

物理は(受験者数が少ないこともありますが)全体に上昇傾向です。

「基礎的な部分がやっと定着し始めました。もう少しです」(物理担当UM講師)

とのことです。

それに対して「化学」は、

「自分が何を(何に)答えているのか、自分で分かっていないとしか思えない答案が多い」(化学担当UH講師)

という採点感想でした。化学は他の教科と同様、医系進学希望者にとっては避けて通ることができない科目です。分かりやすく理解しやすい授業は大事ですが、授業だけ受けて満足しては入試で合格点は取れません。

理解⇒反復⇒定着⇒応用

という、

得点力向上への4段階

はここでも生きてきます。

「数学」と「英語」の得点集計ができた段階で、10月の塾長面談が予定されています。この面談では第一志望校の確認と同様、勉強方法の再チェックも行われる予定です。

過去3回のメディカルテストと今回の得点を基礎資料にしますので、少なくとも面談前に「自分がなぜ得点できなかったのか、示された弱点は現在までに克服できているのか」だけは反省しておいてもらいたいものです。

今日も風邪で2名が欠席となっています。体力と勉強量のバランスを取りながら、かつ自分のできる最大限の努力を重ねてもらいたいと思います。

「冷え込み」は気温だけにして、得点はあくまで「熱く」を狙いましょう!




2011年10月3日月曜日

メディカルテスト復習

昨日のメディカルテスト第4回の総復習が、今週の数学、英語、理科について行われます。

英語は全訳を模範解答例に載せてありますし、理科(生物・化学・物理)は、自分でかなりの程度復習と発展学習を深化させることができます。

そうできないのは「数学」です

今朝は午前中の1,2時限を全部使って数学の総復習をします。

問題の解答を解説するだけではなく、別の解法、別の計算式などを詳しく説明することになります。

2コマを全部問題の復習に当てるということは、他の予備校ではなかなかできません。時間数の多い、余裕のあるコマ組みをしている医進塾だからこそのシステムと言えるでしょう。

10月に入り、風邪の欠席が目立ってきています。今日も欠席が2名(どちらも風邪)、早退の予定が1名(体調不良)です。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、まさにその通りのようです(笑)。

これからは寒さとの闘いでもありますね。

医進の自習室の加湿器の点検も早めに済ませておくようにしましょう。

PV30000へのお礼

昨日、このブログのPVが30000を越えました。

10000を超えたのが今年の3月31日。

20000を超えたのが、7月19日でした。

商用ブログではありませんから、PV(ページヴュー:アクセス数)が増えたからと言ってどうということはないのですが、それでも見てくださる方が増えるのは、恥ずかしくもあり、うれしくもあります。

基本的にこのブログは医進塾塾生の日々の報告をするのが主たる目的ですので、おそらくほとんどの方がそこへの興味で読んでくださっているのだと思います。

医進塾が出来てから6年、その前の「早稲田ゼミナール医系コース」まで含めると8年になります。そのうち私がかかわりを持ったのが5年で、いま6年目です。

自慢をするわけではなく、ごく普通に比べていただいても「医進塾」は、他の医系予備校とは大きく異なる、まったく独自のシステムと指導方針を持つ学校であることがお分かりいただけると思います。

その「医進塾」に多くの方が興味をもってくださったとすれば、こんなにありがたいことはありません。

PV40000超がいつになるのかはわかりませんし、またそれを目的とした派手派手しい記事などは載せられませんが、いつかその日が来るときまで、またお付き合いをいただければ幸いです。

今までにも何度かお知らせしたように、このブログにはダイレクトにコメントなどがつけられないようになっています。

ご希望、ご感想、その他がありましたら、遠慮なく下記アドレスまでお知らせください。

megumi.toyama@gmail.com

それでは、これからもよろしくお願いいたします。

2011年10月2日日曜日

メディカルテスト第4回画像アップ

メディカルテスト受験中の画像を、「塾生専用ページ」にアップしました。

いつもと変わらないアングルの受験風景ですが、よろしければごらんください。

金木犀の香りと10月

医進塾のすぐとなりにアパートがあり、そのお庭に大きな金木犀の木が植えられています。
毎年この時期になると、とてもよい香りが漂ってきます。

2,3月の沈丁花が春の到来を知らせてくれるように、9,10月の金木犀が秋になったことを塾生に教えてくれます。

今日は朝からメディカルテストが行われています。

沈丁花の花の香りが彼らに医進での勉強の始まりを思い出させ、金木犀の香りが秋の到来と勉強の厳しさを思い起こさせるのでしょう。

香りと記憶の結びつきの深さなのだと思います。

風邪による欠席が1名いましたが、現在メディカルテストは順調に進行中です。


2011年10月1日土曜日

今日のC/P、明日のメディカルテスト。

前回からC/Pが、より実戦的な個別面接の練習に入っています。面接官と受験生の役割を交互に取りつつ、どのようなレスポンスがベストかを体験的に習得してもらう訓練です。

普段友人として話をしている関係の人が、面接官として前に座っていると別の意味の緊張感が生じるらしく、最初はやりにくそうにしている人が大半でした。

これはプレゼンテーションの基礎練習と同じで、やっているうちにどんどん上達するものですので、臆せずにチャレンジしていってもらいたいものです。

C/Pはこれ以後、「個別面接練習」⇒「グループ面接練習」と進みます。

(※C/Pの画像を載せたいと思っているのですが、私が担当なのでなかなか撮れません(笑)。次回はバイトのK子さんに頼んで撮影してもらおうと思います)。

明日はメディカルテスト第4回が行われます。

前回のメディカルと今回のメディカルの結果で、数学のクラス配置が決まります。

ここに来て、本当の意味での(定着練習以前の『理解』の部分に瑕疵があるという意味での)「不得意科目」「不得意分野」がわかってきた人が多いようです。

弱点があるのであれば、それをいかに表に出さずに処理するか、そこがポイントとなります。
これだけは実際にたくさんの「場数」を踏まなければ絶対に身につきません。

メディカルテストは決してやさしくはありませんが、それを乗り越えることで真の学力・実力がつくのだということを信じ、取り組んでもらいたいと思います。

へんな写真(笑)。

バイトのK子さんが、富士山の写真を見て「こんなのもありますよ」と、送ってくれた写真です。
まぁ、なんと申しましょうか(笑)。




他にもこんなのがありましたが・・・(笑)。

これは・・・書いた人も、見た人も困ったでしょうねぇ。





どちらも、ヘンな写真というよりも考え込んでしまう写真ですね(笑)。


すごい写真(笑)。



友人がフェイスブックに載せた富士山の写真です。
ちょっとすごいですね。

こんな状態を実際に見てみたいものだと思います。

10月になりました。

今日から10月です。外はもうすっかり秋の気候になりました。

明日10月2日は一日かけてメディカルテストを実施します。気温の予想が21度だそうです。あの暑かった夏はどこに行ってしまったのだろうと、思わず言いたくなりますね。

塾生はみな元気です。

多少寝坊による遅刻や欠席はありますが、理由のない休みが長期になったり遅刻が続いたりということはありません。

医進塾ではこれから3ヶ月が、まさに、

「正念場」

とになります。

今まで本当にたくさんの時間を使って蓄えてきた実力を、「得点力」という形で外に向かって出す訓練をするのがこの10月からの期間だからです。

先ほどHRで塾生に伝えたことです。

1.来週から数学も医学部・獣医学部別々のコース設定となる。
2.クラス分けは前回と今回のメディカルテストの結果で決める。
3.冬期講習・合宿は予定通り実施。
4.今年度は合宿の延長として「正月特訓」」を実施する(1月2-3日)

獣医学部のAO入試は着々と進んでいます。結果は10月末の発表となります。

これからの目標は、

「風邪をひかない!」

に尽きます。

引いたら引いたで対応の仕方はありますが、まずは身体と健康の管理に最大限の注意を払うことから始めましょう。

あのころのこと③

青山学院大学・大学院でM先生から学んだことは、それ以後の私の生き方そのものに大きな影響を与えました。

大学院を出て、千代田区のS学園という高校で働き出した後も、自分は常に「何かに向けて勉強をしていないと生きて行けないタイプなのだ」という思いが、頭と心の隅から離れなかったのも、M先生の謦咳に触れることで、学問にかける勉学の毎日とはどのようなものであるかを知っていたからかもしれません。

また、社会人としてのS学園高校での生活は、それまで大学・大学院で勉強という場しか知らなかった私に新しい目を開かせてくれました。

何よりも、そこには生身の「生徒」がおり、生きた交流がありました。先生方との一般社会人としての交流も大きな刺激でした。

その中で私の頭の中には、今までの「英語・言語・思想・哲学」で理解できる以外の「生の人間」をどうすれば知れるかという大きな疑問がわいてきていたのでした。



たまたまS学園高校の次の職場が、比較的日中の時間を取りやすい高校だったので、それを利用して自宅のそばにあった国際基督教大学で心理学を勉強してみようと思い立ちました。そしてそこで出会ったのが、臨床心理学のK先生、TR先生、発達心理学のH先生、大脳生理学のHR先生、それに現役のドクターとして活躍中だった精神科医のI先生でした。


まだお若かったK先生からは「臨床家であるとはどういうことか」を、理論・実践の二方面にわたって詳しく教わりましたし、TR先生からはまるで「孫がおじいさんから何かを教わる」ようなやりかたで、心理学の本質と限界、それに応用を学びました。

H先生、HR先生からは心理実験のABCから応用までのすべてを教わり、自分が被験者となって行ったさまざまな実験の結果を、第三者の目で分析することを通して「自分」という存在を客観的に見る訓練を受けました。

これらすべてが今の私を作り上げていることは間違いありません。



青山学院で教わったM先生は(学問対象による差かもしれませんが)、完全に大学という「象牙の塔」の中の方でした。

それに対して国際基督教大学で学んだ先生方は、常に「生身の人間」とどう触れ合うかを考えている方々でした。

これはどちらがよいとか悪いとかの問題ではなく、人間というものに対するアプローチの違いからくるものなのであると言えるでしょう。


ICUでは在学した3年間の最後に新約聖書学の権威であるY先生の授業を取るようになりました。心理学研究室にいた友人の多くは、私がそのような分野に興味を持つことに驚きを隠しませんでしたが、私にとってはごく当然の推移でもありました。

青学のM先生によって開かれた「英語学」という学問への新しい目が、実際の人間との接点を勉強する「心理学」との出会いによってふくらみを得、改めて自分の目の前にいる「生徒」との関わりを深く再考するきっかけを得ることができたということだと、今にして思い当たります。

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ここまででお付き合いいただいたことに感謝いたします。

長々と書いてきましたが、私の書きたかったことは「師との出会いの大切さ」ということに尽きます。
抽象的に言っても説得力がないと思い、恥ずかしながら自分の例を出しました。言いたかったことは私のことではなく、塾生一人ひとりのことでした。

医進塾の先生方と塾生との関係は、おそらく一生のものになるでしょう。

私が塾生に医進の先生方から学んでもらいたいことは、何よりも、

「勉強を通じて自分を高めるには、どうすればよいか」

ということなのです。

医進の先生方は、実力はもちろんのこと、皆さん大変にまじめで熱心な方です。そういう先生方から、単に「受験の知識だけ」を学ぶのは勿体ないことです。

塾生の皆さんには、単なる知識の伝達を超えた「人間の生き方」という点において、先生方から影響を受けてもらいたいものだと思います。

大学に入る前に「尊敬できる師」との関係を体得した人は、きっと大学で普通以上に大きな華を開かせることだろうと、私は確信しています。