一昨日から入試が始まっています。医学部、薬学部その他の学部が中心です。来週早々には1次試験の発表があります。
塾生の受験態度を見ていて思うことがあります。
一つは全体として
「非常に冷静」
だということです。
毎年この時期になると、必要以上にはしゃいだり、騒いだりする人が必ず出てくるものです。不安の裏返しなのでしょうから、一方的にそれを叱ったりする必要はなく、事務室に呼んでゆっくり話を聞いているうちに、なんとなく落ち着いてくるのが普通です。
それが今年は(ないとは言いませんが)非常に少ないのです。
また、試験後に医進塾に戻ってきて友人たちと情報交換をしていたり、その日の問題を解きあったりしている人も目立ちます。
その姿が大変に
「自然」
であり、見ているこちらが拍子抜けしてしまうほどです。
いまひとつの特徴は、
「一日の流れが今まで通り」
の人が多いということです。
センターテスト前から医進塾は、登校時刻に変更はなくとも帰宅時刻は各自の都合に合わせて自由、ということにしてあります。
中には早く帰宅する人も居ないではないのですが、ほとんどの人がぎりぎりまで勉強を自分の自習室の机でやり終えてから帰るという、今までの生活のまま動いているようです。
この二つの特徴は、大変に好ましいものです。
数ある入試受験のことです。たまたまその試験でうまく行かないこともあると思います。それに一喜一憂しない、常に自分を冷静に見た上で次の手を考える。そういうことだと思うのです。
医進塾での勉強の「型」が、これからいよいよ発揮されるようになる段階まで来ているということでもあります。
今までの自分の努力を信じ、
「凛として」
かつ
「堂々と」
試験会場に向かって行ってもらいたいものです。彼ら・彼女らにはそうするだけの「権利」があるように、私には思えます。