先週末に前期授業が終了し、今は「特別講座・補講」の期間です。塾生はほとんど毎日、全員が来校し、通常と全く同様の授業を受けています。
それでも今までは朝1からの授業が絶対にあったのに、この期間は午後だけとか夕方のウィークリー講座だけという塾生もおり、なんとなく全体にゆったりした空気が流れています。10日(木)には前期最後の全国模試(記述)があります。
夏期講座の受講選択は10日に提出です。小さな医進塾ですが、設定の講座数は全部で33!!規模から言ったら考えられない数です。でも今の塾生の力を伸ばすためにどうしても必要な科目数がこれなのです。
塾生は良く考えて、無理にならないよう受講を決めてください。
夏が勝負!とか、夏を乗り切るものは入試を乗り切る!とか、否が応でも受験生を焦らせることばが踊り勝ちな夏期講習期間です。それは間違っていないのですが、でもその気持ちだけが先行していたずらに焦点の定まらない勉強をしても、本当の力はつきません。
医進塾では、2学期に備えてこの時期のコンセプトを大きく二つに分けています。
1.前期の復習を徹底してやる期間にすること。
※膨大な数の授業に追いまくられて、塾生のほとんどが前期に教わったことのきちんとした復習が終わっていないと思います。夏は時間の許す限りこの復習を徹底してしましょう。「50%の理解で100題やるよりも、50題でよいから100%の理解を達成する」ことのほうが学力は向上するのです。
2.ぜんぜんやっていない分野、セクションがないようにすること。
※高校で一応は全範囲をやったはず、とは言っても忘れてしまったことも多いことでしょう。皆さんにお渡ししてある「カリキュラム表」を利用して、自分の知識が定着していない分野を見つけ、そこを徹底的に掘り下げておきましょう。2学期になって過去問の演習になったとき、「え、そんなことがあったの!?まだやってない・・・」と思うほど、心の焦りを引き出すものはないからです。
タイトルのプロジェクトXは、皆さんのこのチャレンジを表したものです(笑)。どうぞ上の二つの達成を大きな目標として、夏を「頭は冷たく、心は熱く」乗り切ってください。
最後に私の好きな「プロジェクトX」からの言葉です。
「お前は限界に挑戦していない。欠点が見えてどうしようもないくらい考えろ」