2013年1月8日火曜日

塾生への言葉


今日配付した「塾生への言葉」です。

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塾生の皆さんへ
平成25年1月8日
『不安との戦い』

本試験まであと「〇〇日」となったこの時期,皆さんの心の大きな部分を占めているものは,この「不安」ではないでしょうか。

「自分は開き直ってしまっているから,心配ない」

と言える人はそう多くはないはずです。あるいはもしかしたらそんな人は一人もいないかもしれませんね。

前回のプリントで私はこれからの過ごし方のポイントを三つ挙げました。

「油断をしないこと」
「ベストを尽くすこと」
「感謝の気持ちをもつこと」

がそれです。

この三つのポイントは私の体験から言ってもとても有効なものだし,ここで身に付けておけば一生役に立つ「心の持ち方」であると言ってもよいと思います。

「心の持ち方」と言いましたが,要するにこの三つのポイントは自分の心の中にある「不安」との戦い方だとも言えるかもしれません。

「合格できるのだろうか・・・」
「今こんなことをやっていて大丈夫なのだろうか・・・」
「もっと別のやり方があるのではないだろうか・・・」
「他の人の使っている参考書のほうがいいのではないだろうか・・・」
「授業など受けずに自分の好きなように勉強したほうがよいのではないか・・・」
「塾になど来ずに自分の部屋にこもって勉強したほうが能率があがるのでは・・・」・・・・・・等々

打ち消しても打ち消しても,今この時期の受験生の心の中にはこんな「雑音」が入り込んでくるものです。

これに負けてはいけません。

人間の心は弱いものです。強がれば強がるほどこのような雑音は大きな声となって心に響くようになります。大事なことは徒に強がってみたり,逆に無関心を装うことではなく,自分の心の中の「不安」にきちんと正面から向き合うことなのです。

「不安」に向き合うとは,今の自分がしなければならないことを「誠実」に「忠実」に行うこと,行い続けることです。今日の授業の内容をきちんと復習し,確認し,必要ならば質問し,納得し,それを再度復習し,確認し,定着にまで持ってゆくことです。

「不安」とは「漠然とした心の不安定感・不全感」のことを言いますから,それに向き合うには「具体的な問題解決行動」を繰り返し続けることがベストなのです。一日々々を大切にする,とはそのようにして過ごすことを言います。先は見えています。ここで負けずに踏ん張りましょう!!