2010年2月19日金曜日

合格率、進学率の不思議(笑)

高校、予備校や塾の進学情報を見ていると、面白い数字に気がつきます。
合格率」と「入学率」(進学率という場合もあります)の二つです。

「合格率」は単純に合格者数を在籍生徒数で割ったものです。「入学率」は在籍者数の何パーセントが「実際に希望大学に入学したか」という数値です。

10人の生徒のうち、1人が10校(学部)に合格し、他の9人が不合格だったとします。合格校数10を在籍者数10で割りますので、「合格率」は「100%」です。ですが実際には9人の生徒が「入学していない(できない)」ということなります。

それに対して「入学率」は、在校生10人が全員合格して、全員がそこに入学をするのでなければ100%にはなりません。上にあげた例では「合格率は100%だが、入学率(進学率)は10%」ということになります。

一般文系の場合、これに加えて「第一志望校入学率」という数字があります。言葉通り「在校生全体でどの程度の人が『第1志望校に合格しているか』」を示す数字です。学部と学科、大学に数え切れないほどのバラエティのある文系ですので、この数字は案外と大事です。

理系、特に医学部と獣医学部の場合は、強い思い入れのある私立医大や獣医学部(ご家族にその学校の出身者がいるような場合)、あるいは東大理Ⅲ以外は、大体の場合、「医学部・獣医学部ならばどこでもよい」という受験形態になり勝ちです。技術職の色合いが濃い医系学部は、大学の名前や雰囲気よりも「そこで何をしてきたか」が問われるからです。

ではわが『医進塾』はどうかと申しますと・・・(笑)、
今年度獣医学部は「入学率100%」を達成することができました。まだ入学していないので、言葉としては「進学率」のほうがふさわしいかもしれませんが、いずれにせよ、今年の「獣医学部コース」で、獣医学部に行けない人はいないということです。

よくがんばってくれました。

どこに勉強の秘訣があったのか、順次「合格者インタビュー」にあげて行きますので、お楽しみに!!

※ちなみに「医学部コース」の場合、今年度は「合格率100%」「入学(進学)率85%」程度となっています。これから入学率をどこまで上げるか、国公立医学部志望者が勝負に出ます!!