2013年10月28日月曜日

10月最後の週へ

さわやかな秋晴れです。

今週で10月も終わり。三月末の「春期講習」当初から数えると既に30週近くの勉強を重ねていることになります。この間まじめに勉強を積み上げ、繰り返してきた人に、学力のついていないはずはありません。きちんとやるだけのことをしてきた人には、間違いなくそれだけの『理解力』はついているはずです。

先生方が懇切丁寧に教えてくれる各教科、科目の授業が「ぜんぜん分からない」「何を話しているのか理解できない」という人は、現時点では一人もいません。

それでも

「試験になるとできない・・・」

と、嘆く人が多いのはどういうわけでしょう。

以前も書いたことの繰り返しになります。

「読んで分かる、聞いて分かる、のではダメだ」

このことです。

試験はあくまで

「自分で解く」

ものだからです。

他人の説明を聞いてどんなに良く理解できたとしても、それは所詮「他人の解答」なのであって、 自分の解答ではありません。

それをまねすることから始まって、最終的には(どんなにみっともない解き方でもいいので)自分で自分の解答を仕上げるところまでゆかねばなりません。

参考書や問題集の模範解答、あるいは授業中の先生方の解説・解答は、「自分で解く」段階をきちんと経た人には、実にたくさんのことを教えてくれるものです。

反対に、自分の頭で考えようとしない人には

「何も教えてくれない」

のです。

医学部コースの方はあと11週で入試が始まります。獣医学部コースの人はあと12週です。残りの期間、ただぼ~っとすごすのではなく、最大限の力を振り絞って、

「自分で考える、自分で解く」

訓練をしてみましょう。それができればこれからいくらでも学力を伸ばすチャンスはあるのです。