2012年9月1日土曜日

町田市民病院見学会

8月最終日の昨日,医学部コースの塾生を対象にした「町田市民病院」見学会を開催しました。

「町田市民病院」は,医進塾の顧問をお願いしている羽生先生が副院長・外科部長を務めておられる病院です。

⇒ http://machida-city-hospital-tokyo.jp/

14時少し前に病院正面玄関に集合。そのまま直ぐに4階の副院長室に行き羽生先生にご挨拶し,研修医の皆さんとの懇談に移りました。

年齢的にもかなり近い若いドクターの経験談や受験時代の苦労話など,興味の尽きない話題ばかりで1時間が本当にアッという間でした。

塾生からは,

「医学部の勉強で一番苦労したことは?」

「医師国家試験って難しいのですか?」

「入試科目による有利・不利は?」

「具体的な勉強方法について教えてください」

「将来目指している専門分野は?」

「ドクターとして一番困ったことは何でしょう?」

という質問が続き,一つ一つに真剣・真摯に答えてくれる研修医の皆さんの表情がとても印象的でした。

中でもある先生が言っていたこと,

「患者さんはみな殆ど私たちよりも年上です。その方がもう現代医学ではどうすることもできない状態になったとき,ベッドサイドで私たちに出来ることはなにか・・・って考えると無力感・絶望感に襲われることもたびたびあります。でもやっぱり,どんなにがっくり来ても,私たちにできることをしなければいけないのだなと,皆で励ましあって先にすすみます」

この言葉の意味と重さを,塾生には重く受け止めてもらいたいものだと思いました。

懇談会後は病院の上から下まで(文字通り最上階の10階から地下2階まで)殆ど全ての科に亘って,羽生先生のナビゲートで見学をさせてもらいました。

特に2階の手術室の見学(着替えて入りました)は,直ぐ目の前で実際の手術が行われているところであっただけにかなりの迫力がありました。

終了したのは17時少し前。2時間以上に亘って病院内のかなりの部分を見せていただいたことになります。

さすがに終わったときには全員が疲れ気味の表情でした(笑)。

一昨日の「動物園見学・研修」と同じく,通常では得難い機会でした。自分たちの数年後の姿を塾生たちはみな具体的な形で見ることができたのだと思います。

新しい気持ちで3日から始まる「後期」の勉強に取り組んでもらいたいと思います。

「塾生専用ページ」に病院見学の画像を数枚掲載しました。医療現場見学中の画像が少ないのは患者さんへの配慮があったためです。ご理解いただければ幸いです。