2012年8月31日金曜日

金沢動物園見学・研修

昨日はほぼ一日をかけて「横浜金沢動物園」に見学・研修に行きました。

ただの「見学」ではなく「研修」の字がつくのは,見学に先立って金沢動物園の獣医師であるM井先生の獣医学一般についてのレクチャーが行われるからです。

M井先生には昨年からお世話になっています。そもそも「獣医」とはどのような仕事であり,本来的に何が社会から期待されているのか,というところから入るM井先生のお話からは,非常に多くのものが学べたのではないかと思います。

通常の動物園見学の場合,最初のお話は大体30分程度で終わってしまうことが多いのですが,M井先生のレクチャーは2時間半に及びました。

後期に向けての勉強の新たなスタートを切るためにも,ここでこのような見学・研修の機会があることは(我田引水ですが・汗)非常によいことだと思います。

参加した塾生の感想も「とてもよい刺激になりました」というものが殆どを占めていました。

正面切符売り場に集合です。

レクチャールームでM井先生のお話を聞きます。
同上

この後各自で昼食を取り,自分の計画に合わせて動物園内の見学に入りました。閉園時間ぎりぎりまで残っていろいろと見学した人もいたようです。

暑い一日でしたので,その後ゆっくり休養を取ってもらうよう,全員に注意をしました。

「塾生専用ページ」にも数枚画像を掲載してあります。

31日は医学部コース生のための「病院見学会」が開催されます。




2012年8月29日水曜日

医進塾ウェブページリニューアル

今年度3月から作りこんできた「医進塾ウェブページ」リニューアルバージョンが完成し,8月末からオープンされています。

「できるだけすっきりと,必要な情報が手に入りやすい,分かりやすいサイトに!」

をモットーとして作ってきました。

以前のページにも増してアクセスがしやすいものになったのではないかと自負しております。

何かお気づきの点があれば,ご遠慮なくご意見・ご希望をお寄せください。

⇒ http://ishinjuku.ac.jp/

⇒ 医進塾事務局 03-3205-4308


医進塾関連動画

以前から医進塾の授業を動画で配信できないかというご希望があり、現在準備中です。

現時点でyoutubeにアップされているものをまとめたものです。

静止画像ではなかなか表現できない、動画ならではの臨場感を感じていただけるのではないでしょうか。

⇒ http://www.youtube.com/watch?v=i6bNo7pB8Ms

⇒ http://www.youtube.com/watch?v=E7WneZJFAdY

⇒ http://www.youtube.com/watch?v=UeGV0pHkxS8

⇒ http://www.youtube.com/watch?v=ZARHmft6f-w

医進塾のウェブページにアップされているものと同じです。これから順次バラエティに富んだものにしてゆこうと計画しています。


夏期合宿動画(youtube)

夏期合宿中の指導動画がYoutubeにアップされています。

全科目ではなく一部(数学・理科)を編集したものですが、ご覧いただければ幸いです。

⇒ http://www.youtube.com/watch?v=rVB5b1GBO2E


一歩踏み出そう、悩んでいるだけではなく。


竹内一正著「ドラッカー実践力検定」経済界新書 2011/2/25発行より

ドラッカーは
「問題解決を第一に考えるな」ということを言っている

経営者の大半は問題解決が経営の原点だと思っているだろうが
そこにドラッカーはくさびを打ち込む

せっかくの機会を放っておいて問題にしゃかりきになるのは間違っていると言うのだ

「問題に餌(えさ)をやり、機会を飢えさせる」
という絶妙の表現で戒めている

問題ではなく機会に目を向けるという姿勢は
ドラッカーの思考の中枢にあるものだ

サッカーでたとえれば
守備を固めて0点で押さえようとするのではなく
3点取られても4点取って勝てればいいという積極策である

機会重視の積極策で成功した代表例にパソコンがある

パソコン業界では
プログラムに多少のバグ(不具合)があっても
ある程度使えるなら市場に出してユーザーに使ってもらおうと考える

パソコン本体がフリーズしたら
その時は再起動すればいいとする

もし、不具合ゼロ、フリーズもしないように問題解決してから市場に出そうとしていたら
パソコンは富裕層にしか手の出ない高価な「ロールス・ロイス」で終わり
今日のような誰もが手にできる低価格にはなっていなかっただろう

インターネットも同様である

インターネットには
必ずつながる保証はない

つながっても途中で切れることもある

「ベスト・エフォート・ノー・ギャランティ型」と呼ばれ
「一生懸命やってはみますが、ダメだった時はごめんなさい」
と言った感じのゆるやかなサービスなのだ。

だから低価格を実現し
急速に普及できた

パーフェクトを保証しようとすると
多大なコストがかかり
一般消費者では手の届かないサービスになりかねなかった

このように
既知の問題点の解決に資源を使うのではなく
機会、つまり新たな技術や機能を積極的に開発していったことで
パソコンもインターネットも今日の繁栄がある。

日本と日本企業は
問題点をつぶしていくことは得意だった

しかし
問題至上主義に振りまわされすぎると
機会を見つけ資源をそこに投下する戦略が手薄になる

だから
今の日本は変わることを求められているのだろう

【人の心に灯をともす】http://merumo.ne.jp/00564226.html より

ドラッカーは常識とは違ったことを言う

普通は問題解決を第一に考え
それが完璧になるまで先に進んではダメだ、と

秀吉が
備中高松城を攻めているとき
織田信長が本能寺で死去の報を受けた

そのとき、軍師の黒田官兵衛が
即座に言った言葉がある

「草履片々(ぞうりかたがた)
木履片々(ぼくりかたがた)」

片方の足に草履
片方の足には下駄
そんな状態でも
走り出さなければならない時がある
ということだ

準備が全て整うまで待っていたら
好機は逸(いっ)してしまう

今は、とにかく走り出し
最速で本能寺まで駆けつけることが最重要
と説いたのである。

200キロの道のりをわずか10日間で走破し
あまりの短期間に驚いた明智光秀を討つことができた

これが日本屈指の大強行軍として知られている
伝説の「中国大返し」だ

走り出してしまえば
走るためのアイデアは次々と見えてくる

チャンスの時は後先考えず
「まず走り出す」という行動が必要だ

もうひとつの金メダル


吉崎達彦文「産経新聞 正論」2012年7月27日より

先月「リオ+20」会議で国連環境計画が発表した「包括富レポート2012」は
世界20カ国を対象にそれぞれが保有する富を「物的資産」(機械や建物やインフラなど)
「人的資産」(人々の教育水準や技術)
「天然資産」(土地、森林、天然資源など)
に分けて計算したものだ

この尺度でいくと
日本は米国に次いで世界第2位の資産国となる

「年収」で中国に抜かれたとはいえ
「富」を比較すると日本は中国の2.8倍もある

また、人口1人当たりの富は
日本が堂々の世界1位であった

日本が保有する富の大部分は「人的資産」にカウントされている

教育期間や平均賃金
働ける年数などに基づいて算出したものだ

「わが国の資源は勤勉で教育水準の高い人材だけ」という
長年の自己認識通りの結果である

また、調査された20カ国のうち
1990年から2008年までの間に「天然資源」が減少していないのは日本だけであった

これまた「環境のきれいな先進国」であるという
わが国の密かな自慢を裏づけるデータといえよう

事実、この期間中にわが国の森林面積は増えているのである

また、失業率と消費者物価を足したミゼラブル指数という概念がある

その名の通り「国民の悲惨度」を示す指標であり
米大統領選などの際に
「ミゼラブル指数が高いと現職の再選が難しい」ことが知られている

直近のデータで試算してみると
日本の失業率は4.4%であり
消費者物価上昇率の0.2%と足し合わせた4.6%は
世界の主要国では最も低い水準である

先進国はどこでも二桁が当たり前だし
ユーロ圏には失業率だけで10%以上という国が少なくない

日本の「悲惨度指数」は健闘しているといえるのだ

が、得てしてこういういい話は注目されない

つくづく悲観論が好きな国民なのである

【人の心に灯をともす】http://merumo.ne.jp/00564226.html より

失業率と消費者物価を足した
各国の2011年のミゼラブル指数を調べた

イギリス 12.67

イタリア 12.02

フランス 11.97

ドイツ   8.25

中国   8.10

韓国   7.57

日本   4.6

ヨーロッパ諸国の失業率だけで言うなら
スペインは21.64%
ギリシャは17.31%

ちなみに
失業率1位のマケドニアは31.23%
2位のボスニア・ヘルツェゴビナは27.60%

日本のミゼラブル指数の
4.6%がいかに低いかわかる

また、日本人の意識調査では
日本の緑が減ってしまったと感じている人は7割以上いるが
実際は
わずかだが日本の緑は増えているという

日本は森林率が67%で
これはフインランドやスウェーデンのように
世界の中でもトップクラスの森林国だ

日本人は悲観論と自虐ネタが多い国民だ

自分の国に自信を持ちすぎ
他国をバカにしたり
責めたりするようなことはしてはいけないが
日本人は
もう少し自国に対して誇りを持ってもいい

日本は、人的資産においても
ミゼラブル指数でも
堂々の世界一

オリンピックの金メダルも立派だったが
日本も堂々の金メダルだ

基本に忠実に・・・。


★よい話しです・・・。

###############

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幼い子供たちを病から救っています。

致知2012年8月号特集「知命と立命」より
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◆外科医の基本は切る、縫う、結ぶの3つなんですが、
それぞれに原理原則を踏まえて
どんな場面でも確実に行えるようにならなければなりません。

例えば豆腐みたいに柔らかいものでも
崩れないように結べなければならないんですが、
基本ができていない人は結べない。

一流病院は何が凄いかと言ったら、
特別に難しいことばかりやっているのではなく、
彼らは物凄く基本に忠実なんです。

だからつまらないミスを犯さず、
それが手術の成功率にも反映されてくるのです。

◆私は世界的名医ロジャー・ミーのすべてを
自分のものにしようと思い、
手術の度に彼の動きをメモして懸命に練習しました。

彼が何ミリくらい離れたところから
どこにどういうふうに糸を掛けたのか、
全部メモしてそのとおりにやったんです。

後年、私の手術を見た看護師さんたちから、
「あなたはロジャー・ミーにそっくりね」と言われるくらい、
それは徹底的にやりましたね。

◆(手術で常に心掛けていることは)
自分たちができる最善を尽くすという医者の本質から
決して離れてはならないということです。

論理的に成り立たない手術は別ですが、
論理的には成り立つけれどもやるのは難しいというなら、
きっとできるはずだと信じてやります。

◆(伸びる人と伸び悩む人の差はどこにあるか)
いまつくづく思うのは、性格です。
性格の悪い人間は伸びない。
人の言うことを素直に聞く謙虚さのない人間はダメなんです。

##########

勉強でも同じことが言えるように思います。


2012年8月25日土曜日

夏期合宿⑲:最後の単語チェックと終講式

合宿最終日。朝はいつもどおり始まりました。

昨夜の「打ち上げ会」の後、各部屋でかなり夜ふかしをしたのではないかと思い、何人かに聞いてみました。ところが・・・、

「とんでもない!!部屋でいろいろ話をしていたのは12時くらいまで。その後は部屋にいると寝ている人に悪いので、下の教室で朝まで勉強していました!!」

という答え。

確かに現役生に聞いたところ、

「私たちが寝ているのをじゃましちゃ悪いから・・・って言って、1時過ぎから先輩方はみんな下の自習室で勉強に降りてゆかれました。私たちは『スゴイね・・・』って言って顔を見合わせてました」

ということだったのだそうです。

早朝一斉学習の後、最後の「単語暗記チェック」を実施。最終的に「完全合格」まで行った人は全体で6名。それ以外にも「惜しい!」ところまで行った人が何人もいました。

残念ながら合格の○が一つもつかなかった人もいます。出題単語の全部が全くわからないということではなく、10点満点の8点、7点あたりの得点が一番多かったとのことでした。

まだまだ

「見所あり!」

ということです。塾に戻ったらそれらの人たちへの「特訓」もまた別にプログラムするつもりです。

終講式はごく簡単なものにしました。先生方から一言ずつ。その後初日に書いてもらった「合宿の目標」を返却し、それをもとにして、どの程度こなせたか、これからどのように活かすか、などについて「合宿への感想」と共に文章にしてもらいました。

解散したのは11時15分。

全員がセミナーハウスから出たのが11時半。

これをもって2012年度「医進塾夏期合宿」のプログラムは全て滞りなく終了いたしました。

ご協力いただいたすべての皆様に心から感謝いたします。

最後の画像を「塾生専用ページ」に載せました。ご覧下さい。





2012年8月24日金曜日

夏期合宿⑱画像

「塾生専用ページ」の「合宿打ち上げ会画像③」が、ブラウザによっては折りたたまれて表示され、見えなくなっている場合があります。

ページ下部にある「read more」の部分をクリックしていただければ展開されて見えるようになります。

ご面倒をおかけいたしますが、お試しください。

夏期合宿⑰:打ち上げ会

21時半から合宿の最後「打ち上げ会」をおこないました。

準備から司会、会の流れまですべて塾生たちに任せて私たちはそばで見守るだけでしたが、なかなかに立派な会の進行で、感心いたしました。

みなそれぞれに「合宿の感想」を簡単に話すところから会は始まりました。


「つらい合宿だと聞いていたが、終わってしまうと時間の経過が夢のようだった」

「大変だったが充実していた。みなが同じ条件で同じ問題や苦しみを抱えながら一緒に進んで行けることの素晴らしさを感じた」

「今まで話したことのない人とも、文系の人たちとも話せて友達になれてよかった」

「勉強は本当に大変だった。自分でもここまでもったのが不思議」

「単語の暗記が最後までつらかった。でもなんとか〇を一つもらえて幸せを感じた。やればできるということを実感した」

「この仲間で来年は全員が合格したい!」

様々な感想が述べられました。特に

「後期からの勉強は大変だと思う。でも全員が一緒になって合格を目指したい」

という感想には、

「よくここまで医進の指導方針を理解してくれた」

という思いに、こちらの胸がいっぱいになったほどです。

確かにこれからの勉強は大変です。受験勉強に「完成」はありませんからどんなに勉強してもそれが合格の

「保証」

にはなりません。でも孤独になりがちな受験勉強においては、互いに支えあって乗り切ろうという仲間がいることが一番の励みになります。

その意味で「医進12」は本当に幸せな集団なのだと、改めて思った次第です。

そんなことを感じた今日の「打ち上げ」でした。

明日は11時まで授業。それが終わって「終講式」。解散は11時半ころの予定です。

打ち上げ会の画像を「塾生専用ページ」に掲載しました。ご覧ください。



夏期講習⑯:最後の晩

20日から始まった「医進塾夏期合宿」も、もう今日が最後の晩です。時間の経つのが早いのは「合宿」の常ですが、今回は例年にも増して

「あっという間!」

に感じます。

現在英語の「SC」が開講されており、生徒は既習事項の質問に大わらわというところです。

今日の晩は、ささやかながら合宿終了を記念して「打ち上げ会」を21時から行います。私は一切タッチせず、みな生徒がしてくれています。セミナーハウスもこういうことは得意だと見えて、テキパキと準備をしてくれています。

明日の今頃は生徒も我々もみな自分の家についていることでしょう。

もうすぐ夕食。その後お菓子類の買い出しなど手分けしてゆくことになっているようです。文系・医進合同の夏期合宿最後の晩を、皆で楽しく有意義にすごしてもらいたいものです。

夏期合宿⑮:単語暗記チェック「完全合格者」!

昨日から続いている単語暗記チェックテストに「完全合格者」(5回の小テストで合格をとった人)が出ました。

全体で10回しか行わない試験ですからなるべく早いうちに合格をとらないと全体で5回の合格取得が難しくなります。

今のところ非常に順調に進んでいるということでしょうか・・・(笑)。

まだまだチャンスはあります。あきらめないで最後まで粘りましょう。

合格者氏名の画像が「塾生専用ページ」に掲載されています。ご覧ください。

2012年8月23日木曜日

夏期合宿⑭:全国模試結果返却

文系生徒二名を引率してきたT頭次長から、先日の全国模試結果を受け取りました。この結果は前期成績表に記載して(送付が遅れていてすみません・汗)各ご家庭にお送りいたします。

塾生には昼食前に返却しました。

今回の試験の特徴は大体次の通りです。

1.医学部、獣医学部も含めて現時点での、「A判定」「B判定」が複数出ている。

2.反面、「E判定」のみの塾生もおり、「学力格差」が大きくなっている。

3.偏差値の「最高」と「最低」の差が一番大きいのは「英語」。ついで「数学」。1学期中ごろから数学に力を徹底して入れた結果だと思われる。

4.これからは「数学」もさることながら、「英語」に力を入れる必要がある。

今日からの授業が「英語」でしたので、実にタイムリーな結果だったのではないかと思います。

英語に関しては、一年前の成績と比較して偏差値で15近く伸びた生徒もおりますし、相変わらず「低空飛行」の生徒もいます。日頃の学習への態度がそのまま表れてきているような印象です。

英語は「単語の暗記」だけでも徹底してやることで、その分得点の向上が期待できる科目でもあります。一人ひとりの暗記の進度を確認しつつ、学習計画を新たに立てさせ、次回の模試へと方向づけてゆきたいと思います。



夏期合宿⑬:4日目の英語

4日目は午後からの「英語」がメインでした。単語の暗記チェックも数回が終了して、それぞれに合格者がでています。

文系コースの2人も合流し、これで「全員集合!!」です(笑)。

今までに載せられなかった分も含めて「塾生専用ページ」に画像を掲載しました。

夏期合宿⑫:4日目。

合宿4日目に入りました。

さすがに疲れがたまってきたのでしょう、今朝は体調不良で朝食が食べられず、朝の一斉学習を欠席させて部屋で休ませた生徒がいました。

毎回この時期には必ずこういうことがあります。そうならないように連日注意はしているのですが、どうしても先を見ると多少は無理をしたくなるのでしょう。

少し休んだらだんだんと身体の調子ももとに戻ってきたようなので、本人の気持ちを聞いた上で、9時からの授業には参加させています。

午後をどうするかは様子を見て考えます。

画像掲載システムの不具合が直ったようです。昨日の画像を数枚「塾生専用ページ」に掲載しました。ご覧ください。



2012年8月22日水曜日

夏期合宿⑪:三日目終了!いよいよ後半へ!

合宿三日目が終了しつつあります。現在理科3科目のそれぞれの「SC」(質問時間)となっており、先生方が学習事項の確認をしているところです。

明日の午後から「英語」が入ります。同時に「単語暗記確認テスト」も実施されることになっています。

今までは「数学」や「理科」に追われて単語の暗記まで気持ちが回っていなかった人も多いようですが、いざ明日から

「テスト!」

となると、そうも言っておられなくなり、夕食後の休憩時間等を使って暗記の確認に入っている生徒もちらほら見られるようになりました。

昨日のHRで私は

「集中力とは何か」

について全員に話をしました。「集中力がない」「集中力が持たない」「集中力を身につけなければ」等々、生徒と話をしていると良く聞く言葉なのですが、それでは、

「集中力って、そもそも何のこと?」

と聞くと、答えられない人が多いからです。

心理学ではすでに答えが出ており、集中力とは一言でいうと

「選択聴取力」

のことです。

主として耳から入ってくる外界情報を、その時の自分の仕事(あるいは状況)に関係の深いものから順に「有意味な情報」として認識し、関係性の低いものは「雑音処理」して脳への負担を最低限に抑えることのできる能力のことを言います。

会議の内容をICレコーダで録音して、それを後から聞くとその時は気にならなかった様々な雑音が拾われて録音されており、おどろいたという経験をお持ちの方も多いと思います。

ICレコーダは「選択聴取」してくれないからです(最近は人間の声のみを拾うようなデバイスもできたようですが)。

この能力は大脳皮質の働きによるものです。ですから「鍛える」ことができるのです。いやむしろいやしくも命に関係のある職に就こうとするものであれば「鍛え」なければならないものだともいえます。

この能力を鍛えておけば、将来どんな雑音にさらされても自分の仕事にそのままストレートに入ってゆくことができるようになるでしょう。この場合の「雑音」とは本来的な「音」の場合もあり、また種々様々な「人間関係」の比ゆ的な「雑音」のこともあるのです。

ですからそのためには「合宿」のような場で、極限状態を人工的に作り出し、その中で練習し、鍛えることが一番の近道でもあります。

今までもそうでしたが、明日からはいよいよ単語暗記チェックという、「集中力」がなければ絶対に乗り切れないハードルが課されます。

疲労がたまり、体力的にも「ベスト」とは言い切れない状況の中で、どこまで先に行けるのか。いよいよ合宿後半へ突入です。





夏期合宿⑩:暑い一日。

今日も朝からものすごい日差しでした。

このブログのアーカイブ機能に不具合が生じたらしく、画像をアップできないのを申し訳なく思います。直り次第、順次掲載してゆきます。

合宿も三日目になりました。午前中で数学が終わり、午後から授業は理科に変わりました。夏期講習の継続とは言え、合宿用に趣向をこらした問題の数々に、生徒はみな緊張しながら取り組んでおりました。

生物の時間には「映像講義」が行われました。文字や解説だけでは直感的に理解できないことが多い「DNA:二重らせん構造」や、細胞分裂の過程などが、映像で映し出され適切に解説がされます。

文字や計算という「机上作業」が中心になる合宿中の講座で、このようにめったに見られない映像が見られることは生徒にとってもよい刺激になったようです。

医進に戻ってからも、必要に応じてこのような「映像講義」は必要かもしれない、と、生物主任のK藤先生と話し合いました。

映像講義は「生物」だけのものではなく、「化学実験」や「物理実験」なども目の前に見せることができるものです。

入試問題の理解と解答に必要なものは、どんどん取り入れてゆきたいと考えています。

19時半から予定通り夜間の講義にはいりました。あとは23時半までノンストップで勉強が続きます。









夏期合宿⑨;三日目始まる!

外は昨日と同じく「猛暑」の予感です(笑)。

合宿の三日目が始まりました。朝食時の感じが昨日とは異なり

「若干元気がない」

ような印象です。そろそろ疲れが出てきたのかもしれません。早朝一斉学習の時間もウトウトしている生徒が1,2名見受けられました。

こういう時は無理をしてもしかたないので、一斉学習後、各教室の自分の机の上で5分でよいから仮眠をとるように勧めます。

今日が終われば合宿も半分終了です。

「塾生専用ページ」に早朝一斉学習の画像を何枚かアップしました。

2012年8月21日火曜日

夏期合宿⑧:就寝前のHR

23時30分から一日を締めくくるHRです。

「わざわざ寝る前に何を・・・?」

と、不審に思われる方もあるかもしれません。実はこれがとても大事なのです。

毎朝の「早朝一斉学習」で一日が始まります。一日の最後にその日の自分の勉強の進み具合と翌日の目標とを

「自分の言葉で」

発表します。

その内容については否定も批判もありません。またいたずらに他人と競争することに意味はありません。あくまで「自分の計画、自分の進度」に対する自分なりの反省が求められるだけです。

「反省」と言っても、決して「予定通りゆかなかった、悪かった!!!」という「反省」ではありません(笑)。反も省も「振り返る・省みる」という意味ですから、この場合の「反省」は英語の「Review」にあたる言葉だと思います。

頭の中で

「なんとなく」

感じていたものとは異なり、自分の言葉で明確に述べたことは記憶に強く残ります。

その記憶に基づいて、翌日の「一斉学習」が組み立てられますし、またそこから自然と、

「睡眠時間を若干削っても、やるだけのことはやっておこう」

という、新たな

「決意!」

も生まれてくるのです。

全員の「反省」の言葉に関しての簡単なコメントを、最後に私の方から伝えますが、これとて決して「指示」や「命令」ではなく、アドバイス的なものです。

こんな風にして塾生たちの頭の中には

「本当に真剣な勉強」

とはどのようなものであるかが、明確になってゆきます。それを頭だけでなく、身体全体で、文字通り

「体得」

するのがこの「合宿」という時間と空間なのだと私は考えています。

二日目がもうすぐ終わり、明日の午後は「理科」の講師陣が到着します。

夏期合宿⑦:二日目が終わりつつあります。

暑かった一日も、夕方になると吹く風に若干の秋の気配を感じるようになります。

医進塾夏期合宿2日目も、外の熱気とは無関係に「熱く」終わろうとしています。

本日の数学の講座はすべて終了し、現在「数学SC」に入っているところです。明日の今頃は「理科(生物・化学・物理)」の特訓が行われていることでしょう。塾生たちは皆、今日の問題の復習に全力を上げています。




「今日覚えられるものは今日覚えてしまう!」

この気持ちがないと合宿は乗り切れないし、またこの気持ちになるからこその「合宿」だともいえると思います。

今のところかなりの緊張感からか、体調を崩すような生徒は出ておりません。ただ、その分身体は、自分でも気が付かない部分で疲れているはずであり、疲労の蓄積は思わぬ事故につながります。

夕食時、その点を十分に考慮して生活するように指示しました。





夏期合宿⑥:外は猛暑です。

二日目が順調に進んでいます。

外は「猛暑」で、セミナーハウスの外に出るとそれだけで汗が吹き出てくるような気温です。

そんな中でも昼休み時間に、テニスコートでテニスをしている生徒がいました。サッカーボールをけっとばしている生徒もいます。確かに

「気分転換」

にはなるのでしょうが、何もこの熱気の中でやらなくても・・・(笑)とは思います。

熱中症になっては、と、事務室のNさんが唾液を出やすくするキャンデーをもってきてみんなに配ってくれました。ありがたいことです。

先程の天気予報では都内で35度近くを記録したところがあったようです。ここ茨城も内陸ですので、それに負けないほどの気温になっているでしょう。

休み時間にロビーでなんとなく元気のないA君に話しかけました。

「どう?元気にやっている?」

「ダメです・・・。全然できません。自分で自分がいやになりました」

「先生の説明を聞いてもわからない?」

「わかるんです。だから逆に『なぜ自分でできなかったのか』と思って猛烈に悔しくなります」

「それでいいんだよ。そのためにここに来ているのだから。出題される問題が全部キレイに解けるのもそりゃあ良いだろう。でもそれができないのなら、なぜできないかを考えて、そこを埋めればいいだけのことさ。『勝てない、は「負け」じゃない』って昨日言ったじゃないの。そこが出発点になるし、すればいいのだよ。悔しさをバネにしようよ。君ならできるよ!」

「分かりました!やるだけ、やってみます!!」

すぐに教室に向かったA君でした。

先程授業中の画像を取りに教室に行きました。必死になって試験問題に向き合っているA君の姿がありました。

「A君」は、決して具体的な彼だけを指すのではありません。おそらく現在の塾生全員がこの「A君」でしょう。

今、ここを乗り切って、先に一歩でも進んでもらいたいと思います。

「塾生専用ページ」に、午後の授業の画像を数枚載せました。ご覧ください。



夏期合宿⑤:二日目が始まります。

昨夜は2時ころまで勉強していた人がいました。朝の5時に見回ったら大セミナールーム(自習教室)で勉強している人が4名でした。だんだん合宿らしくなっています(笑)。



今日も一日「数学漬け」(笑)になります。医進塾校舎を使ってする特訓とはまた(内容的にも時間的にも)ひと味・ふた味違う内容に、生徒たちも自然と「勉強するのが当たり前」の状態になりつつあるようです。

外は朝からかなりの陽射しで、暑くなりそうです。館内もそれに負けない熱気に満ちることでしょう。朝食時に生徒の体調を確認する予定です。



2012年8月20日月曜日

夏期合宿④:初日終了・・・。

今日最後の「数学SC」が始まっています。担当の先生に自由に質問が出来る時間でもあり、また先生から呼ばれて学習内容が本当に定着しているかを確認される時間でもあります。

これで今日の講座は全て終了。あとはHRのみとなります。

先程授業の合間に各クラスを回り、数名の生徒にそれぞれの感想を聞きました。

「ついさっき始まったばかりだと思ったのに、もうこれが最後の授業とは、時間のたつのがこんなに早いとは思わなかったです」

「数学ばっかりこれほど集中してやったことがなかったので、心底疲れてます」

「わかっているはずなのに、解答できない。悔しいです。こんなに悔しいことはない!」

「もうダメです~~笑」

反応は様々でした(笑)。

初日のたった半日ですが、「合宿」のインパクトは全員が何らかの形でしっかりと感じてくれているようです。

明日は6時半起床です。

「寝られれば・・・」

ですが(笑)。

夏期合宿③「初日終盤へ!」

先程地震がありました。

「地震はどうでした。だいぶ揺れましたが?」

と担当の先生方に聞くと、

「気が付かなかったです」

というお答えでした。

「生徒も騒がなかったし、問題なかったです」

ということだったらしいです(笑)。

問題を解くのに夢中で、多少の揺れなど気にできなかったのかもしれませんね。

初日が終盤に向かっています。

最後のテスト演習が21時15分から22時45分まで。それが終わると1時間の「数学SC]です。自由に質問ができる時間ですので、解けなかった問題、解説が理解しにくかった問題を徹底的に復習しておいて明日に備えてもらいたいと思います。

「SC」が終わった後に簡単なHRをおこないます。今日一日の反省をします。そこで寝られればたいしたものです(笑)。先生方から別に課題を出された場合、明日までにそれを仕上げねばなりません。

大変ですが、それが

「力になる!」

このことなのです。

最後の演習風景を「塾生専用ページ」に載せました。ご覧ください。みな(まだ)元気に頑張っています(笑)。

医進12夏期合宿②

外はだいぶ暗くなってきました。
塾生は午後の授業を終えて夕食です。

終わった生徒の中には「ルーズリーフ買ってきます!」「シャープペンの芯を買ってきます!」「消しゴム買ってきます!」というような理由で外出する人もいるようです。

「そんなものくらい事前に用意してこいよ~!」(笑)

と言いつつ、「ダメ」というわけにもいかず許可しています。

「つくばセミナーハウス」のは完全な住宅街の真ん中に立っている建物ですから、外で遊んだりする場所は全くと言っていいほどありませんし、またその時間もありません。

19時半から夜の講座が始まります。いまはしばしの休息というところでしょうか。

食事のとき、なんだか元気のない子がいたので声をかけました。

「ホームシックになりそうです・・・」

との返事。

「ホームシックになってる暇がないくらいに勉強に集中してごらん!」

とアドバイスしておきました。

「塾生専用ページ」に食事中の画像を数枚載せてあります。ご覧ください。

医進塾合宿開始!!

いよいよ「医進塾夏期合宿」が開始されました。

11時前には全員が集合。11時少し前から開講式。小山校長のお話を聞いたあとで指導担当講師の先生方から激励の言葉をもらい、一人ひとり簡単に自分の「合宿での目標」をみんなの前で発表しました。

それに対する小山校長からの感想と励ましの言葉をもらい、すぐに各部屋にチェックインしました。

12時から昼食。まだ食欲は落ちていないようで(笑)、みな良く食べていました。

13時から「一斉学習」。短い時間ですが、全員が一つの場所で、互いの息遣いや鉛筆を走らせる音しか聞こえない状態で自分の勉強に集中します。

それらの準備を終えて、14時45分から、いよいよ本格的な「確認テスト講座」の開始です。

試験が終了するのが15時15分。短い休憩ののちに解説が始まります。

まだ合宿は始まったばかり。塾生も元気いっぱいのようです。

「塾生専用ページ」にも画像を載せました。ご覧いただければ幸いです。

2012年8月18日土曜日

夏期講習終了。単語暗記チェック最終回。

一ヶ月以上に亘って開催してきた「夏期講習」が終了しました。

途中いろいろ心配することもありました。でもまずはここまで来られたことに感謝します(今日の欠席は1名のみでした)。

3日単位のPinPointAttack講座は,自分では気がつかないほど体の芯で疲労感を感じるものだと思います。今日は自分の授業が終了した生徒から帰宅をOKしました。合宿の準備や今までの勉強のまとめに,今日明日を利用してもらいたいと思います。

7月上旬から行ってきた「英単語暗記チェック」も,先ほど「最終回」でした。単語№1から初めて№1350まで行った人もいます。反対に努力を重ねてはいても結果として№350までしか行かなかった人もいます。

先まで行けた人は合宿後半(英語講座)までに,できる範囲で今までに覚えた単語の復習をしましょう。

残念ながら余り先まで行けなかった人は,「やったところは必ず得点できる」状態にまで自分を鍛えましょう。

2学期の「単語暗記チェック」がどのような形式になるかは,合宿での試験結果を見て決めたいと思います。

数学の計算練習と同様,単語の暗記は

「どこまでやってもなかなか自信が持てない」

ものです。

でも諦めず,少しずつでも意識的に先に進もうとすることで,頭の中に自然に蓄えられてゆくものでもあるのです。

「できない!覚えられない!」

と言って放り出してしまったら,そこから先には絶対に進めません。

人生の全てに共通することかもしれませんね。


いよいよ月曜日から合宿です!

皆が時間までに元気にセミナーハウスに集合してくれることを期待しています。




2012年8月17日金曜日

夏期講習終了に向けて

昨日のHRで私は次のような話しを全員にしました。

1.夏期の学習計画が「予定通り行った」という人もいるだろうし,「全然予定通りには行かなかった」という人もいるに違いない。

2.大事なことは「予定通りに進んだ」ということよりも,「学習範囲が完全に定着しているかどうか」ということだ。

3.形だけ進んでもなんにもならない。

4.むしろそれが害になることもある。

5.だからこそ「合宿」での「基礎力確認試験」を大事にしてもらいたい。

6.「完全に理解できている部分」と「理解できていない部分」の区別が非常に大事だが,本当に大切なのはそこではない。

7.「理解できていると思っていたのに,実際にやってみたらわかっていなかった」という部分を見つけること,これが今の時点では一番大切なことだ。

8.いまさら「分かったふり」をする人はいないと思う。でも「分かったつもり」になってしまっている人はずいぶんと多いのではなかろうか。

9.その区別は,場合によっては「痛み」を伴う。

10.「こんなにやったのに,まだできない」という思いになることもあるだろう。

11.そこを勇気を出して乗り越えよう!それが将来に繋がる唯一の道だからだ

毎年々々同じような話しをします。

なぜなら,私自身が自分の「勉強」という点で,医進の生徒たちとまったく同じ経験をしているからです。

英語そのものの勉強にしても,日本語・英語のコミュニケーション理論とプレゼンテーションの勉強にしても,まだまだやらねばならないことが山積しています。

私自身が「勉強中」の身ですから,いま医進で熱心に勉学に励んでいる生徒一人ひとりの気持ちは痛いほど理解できるのです。

その意味で,私は医進の塾生を,生徒としてだけではなく勉学に励む「同志」として考えてもいます。

その「同志」と一緒に丸一週間寝食を共にしながら過ごす「合宿」まで,あと3日です。






2012年8月16日木曜日

成績表発送遅れのお詫び

本来は7月中旬にお送りするはずの成績表ですが,諸般の事情で遅れてしまっています。これはこちらの不手際ですので,保護者の皆様には誠に申し訳なく,お詫びいたします。

どうしても気になるという方は,直接お電話いただければ個々にお答いたします。

8月25日前後に,「全国模試(記述式)」の成績が返却されますので,それを記載し前期全体の出欠状況も書き加えて,8月末には「前期成績」という形で,各ご家庭に送付させていただきます。

大変に遅れてしまいましたことを改めてお詫び申し上げますとともに,いましばらくお待ちくださいますよう,お願い申し上げます。

医進塾 外山 恩

最終ターム午後「生物」「物理」「個別指導」

午後の授業が始まりました。午後は選択科目です。

「物理」は先生一人に生徒が二人。寺子屋指導です(笑)。

講師室で個別指導中のI藤くん。個別指導用の教室もあるのですが,
教材などが手許にあったほうがよいということで,講師室で行うこともあります。

生物K藤先生(生物科主任)の授業は大変に人気があり,
どうしてもこの人数になってしまいます。
質問の時間を有効に利用してもらたいものです。

同上



夏期講座最終ターム

いよいよ夏期講習も最終タームを迎えました。
午前中は第1タームと同じく,全体を6クラスに分けての徹底演習授業「数学」です。

時間の最初の画像です。
既習事項の「確認テスト」を行っている場面です。

最終タームは午前中の「数学」,午後の「生物」「物理」ともに,「夏期合宿」に直結する内容となっています。









工事期間・お盆休みの間,それぞれに十分な休養をとってくれたことと思います。これからの二週間が,本当の意味での,

「夏の最大の山場」

となります。

ここまで来るとあとは

「体力と健康」

です。

「健康管理・体調管理も実力のうち」

普段以上に気をつけて,一日を大事に過ごしましょう!!


2012年8月15日水曜日

悲観しても始まらない・・・。


今日の言葉として送られてきたものです。

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悲観論者が、星についての新発見をしたり、
海図にない陸地を目指して航海したり、
精神世界に新しい扉を開いたことは、
いまだかつてない。

ヘレン・ケラー
(米国の社会福祉活動家・教育家・著述家、1880~1968)
--------

人間は、とかく自分にないもの、
足りないものに心奪われて、
現在や未来を悲観しがちですね。

また、まだ結果も出ていないことを、
あれこれ、思い煩って、
始めることさえ出来ないことや、
目の前のことに集中できないこと、
チャンスを掴めないことで、
非常に多くの時間を浪費しています。

たぶん、人がどう思うだろう、
うまくいかなったらどうしよう、
などと考えてしまうのでしょうね。

どんなに、あなたが良かれと思って、
やったことでも、
すべての人が、それを快く、
受け入れてくれることはありません。

どんなに、準備万端にしても、
すべてが、上手くいくとは限りません。

全ては、やってみなければ、
分からないことですね。

やる前から、結果を、
あれこれ思い悩んでも、
あまり意味のないことですから。

あなたに与えられたもので、
最善のチャレンジをすることに、
いつも心を向けるべきですね。

そういうチャレンジから、
また、その過程の中から、
足りないものが補われ、
ないものが与えられるものです。


あなたの天賦の才、天才を、
すべての人が、評価してくれることも、
まずあり得ません。

あなたの天才の磨き込みも、
まだ見ぬ、多くの人のことを、
イメージして磨こうとするから、
不安になったり、自分を見失うんですね。

あなたの天才は、
目の前に実在する、ひとりの人が、
心底、あなたに巡り逢えて良かった!
と感じてもらうために、
磨いていけばいいんです。

その実在する一人に、
感動と幸せを届けることが出来れば、
まだ見ぬ、多くの人にも、
必ず、その感動と愛が届くことになります。

あなたの持っているもので、
そこに居る人に届けること。
受け取ってもらえる人に届けること。

何も難しいことではありませんね。^^

これを、ないものを、
実在しない人のことを考えて。
という発想になるから、
悲観的にもなってしまいますね。^^

そういう状態のまま、
どんな夢を思い描いても、
不安や苦痛に苛まれて、
楽観も愉しさも生まれてきません。

あらゆる事態を想定して、
悲観的に計画を立てることは、
必要なことかもしれませんが。

行動が悲観に支配されて、
あなたの天才が輝くことも、
夢が実現していくこともありません。

また、悲観的な心を、
無理に変えようとしても難しいですね。

目の前のひとりの人を、
最高に感動させる、成功体験こそが、
自信に繋がり、
心からの楽観をもたらしてくれます。

どうぞ、あなたに与えられたものを、
ひとりの人のために研ぎ澄まして、
最高の感動を届けてください。

実にシンプルですが、
これが、あなたの夢の実現を、
最も確実に、最短で実現できる方法ですね。^^

2012年8月14日火曜日

ラ・マンチャの男

帝国劇場で「ラ・マンチャの男」を見てきました。

10回目くらいかもしれません(笑)。

これには変な解説はいらない、そう思います。
医進の子供たちに、もし時間があれば、ぜひ見てもらいたいミュージカルです。

⇒ http://www.youtube.com/watch?v=ofPJi2kPJmc&feature=related

⇒ http://www.youtube.com/watch?v=8s0jGhXl3OE&feature=related

私の人生を変えたかもしれないミュージカルでもあります。


2012年8月13日月曜日

「成功」の選択

塾生にとって「成功」とは、間違いなく来年の「合格!」のはずです。

私たちの仕事にとっても同じことで、「夢を叶えるお手伝いをする」仕事をしている以上、叶えられた人が沢山いたほうがよいに決まっています。

でもこの社会には同時に

『結果はコントロールできない』

という法則もあります。

自分の思い通りに結果は出ないということです。社会とは「相手」のいる組織体であり、その相手のすべてをコントロールできるとしたら、それは何ら生きる価値のない組織でもあります。

もしここに書いたことが真理であるならば、「成功=結果」と考えることは、もしかしたら

『間違い』

なのではないかとも言えるようです。

そんなことを考えていたら、同じような記事が届けられました。私の文章よりもはるかに強い説得力のある文章です(笑)。

###############


From:小川忠洋
大阪のスタバより、、
(※ブログで読む→http://www.drmaltz.jp/?p=9849)


何年か前の話。

マッサージを
受けている時に
整体師の人に

「成功されて
すごいですね」

みたいな事を
言われたことがある。

当時、別になんの実績も
なかったので、

「何でこの人は
成功しているって
思うだろう?」

と考えた事がある。


自分自身で
成功している
と言われるのが
何だか変な感じがしたのだ。

「成功かぁー」

「成功って何だろう?」

その人にとっては
会社を経営している事が
成功という意味
だったんだろうか?
しかし、ほとんどの
社長が思うように、
会社を経営する事は
キャリアの選択で
あって成功とは違う。

ドクターモルツによれば、

「成功とは価値ある
目標に向かって努力する事」

だと言う。

もし、そうであれば、
成功する、成功しないの違いは
外部からどう思われるか、、
どんな実績を出すか、、
どれだけ年収が高いか、、、

などの外的要因ではなく、

■自分自身が
  目標を探す事。

■それに向かって
  努力する事。

■試行錯誤を繰り返して
  成長する事。

などの極めて
内的要因によって決まる。

つまり、自分自身の
心の中の問題であったり、
自分がどんな道を選択するか
というだけの問題なのだ。

そう。
成功とは、
自分で選択するものだ。

成功とは、
自分自身で今スグ
選択する事ができる
道の一つにすぎない。

選択権は完全に
自分自身にある。
目標を探すのも自分。
それに決めるのも自分。
それに向かって
努力するのも自分。

成功とは、
それを達成したら
今、抱えている問題が全て
魔法のように消える
ような事ではない。

どんなに成功した人でも
全く問題がないという人は
一人もいない。

こういう考え方は
とても危険だ。
どこか理想の場所に
たどり着いたら
そこでは全ての
問題が解決して、
欲しいモノ
全てが手に入る・・・

成功はこういうものではない。

こういう考え方は
ある種の病気と
言っても過言ではない
(誤解を恐れずに言えば)

成功しようと思えば、
今日からでも
成功する事はできる。

どれだけ成功した人も
まず、内面から
変化している事は
間違いない。


そう。成功は内面的な話だ。


成功とは選択の問題。


あなたの選択の問題だ。


今日。あなたは何を選択する?


-小川忠洋

2012年8月11日土曜日

お盆休みと工事期間

今日で夏期講習第3週目が終了します。

その後は15日まで「お盆休み・館内工事期間」となり、校舎は立ち入り禁止となります。
私たちも入れません(笑)。万が一必要な勉強道具を忘れても、取りに入ることはできませんから注意していただきたいと思います。

この期間、東京近辺が自宅の方は自分の家で勉強を続けることになります。また久しぶりに帰郷される人もいるかもしれませんね。

二週間後には夏期講習の最後を締めくくる『夏期合宿』が待っています。

自宅での勉強や久しぶりに故郷に帰っての勉強は、気もゆるみ勝ちになります。そこを気力で補って、また16日に元気な顔を見せてもらいたいと願っています。

この期間緊急のことがあったときには、私の携帯電話に遠慮なくご連絡をお願いします。

2012年8月10日金曜日

PV90000のご報告とお礼

昨日、このブログのPVが90000を超えました。

今まで何度か書きましたが、このようなマイナーなブログを、累計とは言え合計で90000人もの方に見ていただいたことに、心から感謝申し上げます。

このブログは純粋に医進塾の生徒の日々をそのままお伝えしたいと思って始まったものです。そのうちに私の「日記」風駄文記載場になってしまいました(汗)。これは真っ先に反省しなければならない部分だと思っております。

PV数が増えることに、単純にうれしさを感じていた時期もありましたが、最近ではむしろ「怖さ」を覚えることもあります。

「誰に読まれているかわからない」というSNS特有の怖さではなく、「自分が読むに値するものを書いているのかどうか」という自分に対する「怖さ」です。

こんなに多くの方に目を通していただき、場合によれば直接メールをいただいたりFBにMSGが入っていたりする現在のこの状況は、私にとって

「本当に幸せ」

な状況です。

でも同時にそれらの方々に

「馬鹿にされないような文章を書かねば」

と思うと、

「さて今日はどんなことを書こうか」

と思い悩むこともあります。

私はもともとそれほど突き詰めて考えるタイプの人間ではなく、最後は、

「ま、いっか」(笑)

と、開き直ってしまう性格特性を持っているようです。

常に前向きに、クローズド・エンドではなく、オープンエンドで物を考えてゆくこと、理論的に突き詰めて結論を出すのではなく、別の解答の可能性をいつも心のどこかにおいておくこと、それが「ま、いっか」の文章の特徴でもあるのかもしれません。

私の文章の深みに「限界」があるとすればそこでしょうし、またわずかながらも『とりえ』があるとすれば、同じくそこだろうと思います。

これからも医進塾の塾生の日々の生活を描写しつつ、折々に心に浮かぶ事柄を書き続けてゆければと願っています。

どうぞこれからもお付き合いをよろしくお願いいたします。

毎回繰り返すことで恐縮ですが、このブログには直接コメント等がつけられないような設定となっています。ご意見、ご感想などがありましたら、私のアドレスまで直接お願いいたします。

⇒ megumi.toyama@gmail.com

※このブログは私のFaceBookと連動しています。こちらのブログにはできるだけオフィシャルな記事を、FBには個人的な感想を書くようにしていますが、その差はそれほど明確なものではありません。この曖昧さをむしろ「ゆとりと余裕」としてご理解いただきますよう、合わせてお願いいたします。




2012年8月9日木曜日

致知の記事again


前回と同じ,雑誌『致知』の記事からです。
私のつまらない感想などはいらないと思います。

################

渕上貴美子(杉並学院中学高等学校合唱部指揮者)さんに、20年間の合唱指導の中で、
特に忘れられない出来事をお聞かせいただきました。



7年前、小児科の末期がん患者の病棟に演奏をしに行った時のことです。

学校のある卒業生の方から

「病院にいる子供たちに、あなたたちの天使の歌声を
 聴かせてあげてもらえないか」
とお話があり、私も「ぜひ」と言って 受けさせていただいたんです。


病院には全員ブレザーを着ていったのですが、
黒っぽい服では威圧感があるからと、その場で上着を脱がされて、
全身に消毒液をかけられました。


寒い時期だったんですが、扉を開けると、物凄く暑くて、
狭い部屋だったんです。
 

目の前には、本当にこの子がもうがんなんだろうか、
と思うような赤ちゃんから、
放射線で髪の毛がぼさぼさになってしまっている子、
頬全体が陥没して顔が半分ない子だとか、
もうそれは、見ただけでも体に震えがくるような
ひどい状態の子たちがたくさん……。


その子たちの前で、私たちは部屋の隅っこのほうに
へばり付くように立ちました。
 
敷かれたホットカーペットの上には、
お母さん方も座っていたり、
廊下にはドクターや看護師さんの姿も見えました。
 

私は壁の一番端に行って、指揮棒を振ったんですが、
もう涙が止まらなくて、本当に……。


私の目の前で、お母さんが乳飲み子をギューッと抱えながら、
涙をポロポロ零すんですよね。
 

あぁ、自分の子はこんなに
大きくまで育つことができないんだ、とか、
いろいろ思われたんじゃないかと思うんですが、
看護師さんもドクターも皆泣いていらして、
泣いていなかったのは、当のがんの子供たちだけで。


私も我慢しなくちゃ、と思うんですが、
もう悲しくて悲しくて、
生徒たちも涙をポロポロ零しながら、
でも必死に笑顔をつくって、一所懸命歌って。

 
そしたら歌が終わった後に、
髪の毛のない子や顔の陥没した子たちが

「お姉ちゃんたち、どうして泣いてるの」
 
って言うんです。看護師さんが
 
「あなたたちがあんまり一所懸命聴いてくれるから、
お姉ちゃんたち感動しちゃったのよ。楽しかった?」
  
と尋ねました。するとその中の一人が
 
「凄く楽しかったぁ。大きくなったらお姉ちゃんと一緒に歌いたい」
  
って、もう私、本当に胸が張り裂けそうで…。
 

その時に、心から、あぁ歌は素晴らしいと思いましたし、
いま生きていて、自分のできることを一所懸命やることが、
どんなに大切なことかを凄く強く感じました。


その帰りの電車の中で、ある生徒が
 
 
「先生、あんなに皆を悲しませちゃって、私たちが合唱をしに行ったことは
 本当によかったんだろうか?」
  
と言ったんです。何しろあの場にいた大人たちが
あまりにも涙を流していましたから。

その時に私は 
 
「うん、よかったんだよ。
 たぶん、お母さんも、病院の先生も、看護師さんも、
 皆悲しくて、もう泣きたくて、泣きたくてね。  
 でも、いま一所懸命生きている子たちの前で泣けないでしょ?  
 それを、あなたたちの歌で感動したふりをしてね、
 思いっきり泣くことができたからよかったのよ。
 明日からまた笑顔で頑張っていけると思う」
  

と言ったんです。すると生徒が
「そうか。じゃあ私たちの歌で少しは楽になったのかな?」
と言うから
 
 
「そうよ。そして歌を聴いていた子たちが
 『お姉ちゃんと一緒に歌いたい』と言った。
 生きよう、って。 
 いや、生きるということは分からないかもしれないし、
 もしかしたら一か月後には命がない体かもしれないけれど、
 少しでも希望を持って生きようとしたということは、
 素晴らしいことだから」
  

と話して、お互いに感動しながら学校に戻ったことがあるんです。


私は、生きているということは、
自分一人がここに存在して、
ただ呼吸をしているのではなく、
いろいろな人と出会って、怒ったり、笑ったり、悲しんだり、
苦しみを分かち合ったりして、
相手の心や周りにいる人たちの心を、
ちゃんと感じられることではないかと思うんです。


私が慰問演奏に行った時に、
「いまを大切に生きなければ」と強く思ったのは、
幼くして亡くなってしまう子たちもいるんだから
頑張って生きよう、という思いではなくて、
あの時、あの部屋の中で、
それぞれの人の心がうごめいていたんですね。


無邪気に喜んでいる子供や、
日頃泣けない家族の人たち……、
そういう、たくさんの思いが
満ち溢れている中に入ったから、
あぁ、ちゃんと生きていかなくちゃ、
神様から与えられたこの命を、
大切にしなくちゃいけないと感じたのだと思うんです。


谷川俊太郎さんの詩に


 「生きているということ
 いま生きているということ
 泣けるということ
 笑えるということ
 怒れるということ」
 
  
という言葉がありますが、本当にそんな思いですね。
 
そうやって、いろいろな人の思いを感じられることで、
人間は生きている価値が生まれてくるものだと思います。

2012年8月8日水曜日

先生という職業・・・。

『致知』という雑誌があります。
私はこの雑誌を大変に高く評価するものです。

その雑誌の記事の一部です。「教師とは何か、先生とはどのような存在か」を、この記事ほどはっきりと教えてくれるものはないように思います。

『教育原理』だの『教育心理』だのの本を何百冊読んでも、この一本の記事にはかなわないでしょう。

##########


その先生が五年生の担任になった時、
一人、服装が不潔でだらしなく、どうしても好きになれない少年がいた。
中間記録に先生は少年の悪いところばかりを記入するようになっていた。

ある時、少年の一年生からの記録が目に留まった。
「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。 勉強もよくでき、将来が楽しみ」
とある。間違いだ。他の子の記録に違いない。先生はそう思った。
二年生になると、 「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する」
と書かれていた。

三年生では
「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りする」

後半の記録には
「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる」
とあり、四年生になると
「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、子どもに暴力をふるう」

先生の胸に激しい痛みが走った。ダメと決めつけていた子が突然、
深い悲しみを生き抜いている生身の人間として自分の前に立ち現れてきたのだ。
先生にとって目を開かれた瞬間であった。

放課後、先生は少年に声をかけた。

「先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強していかない?
 分からないところは教えてあげるから」

少年は初めて笑顔を見せた。

それから毎日、少年は教室の自分の机で予習復習を熱心に続けた。
授業で少年が初めて手をあげた時、先生に大きな喜びがわき起こった。
少年は自信を持ち始めていた。

クリスマスの午後だった。少年が小さな包みを先生の胸に押しつけてきた。
あとで開けてみると、香水の瓶だった。
亡くなったお母さんが使っていたものに違いない。
先生はその一滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。
雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年は、気がつくと飛んできて、
先生の胸に顔を埋めて叫んだ。

「ああ、お母さんの匂い! きょうはすてきなクリスマスだ」

六年生では先生は少年の担任ではなくなった。
卒業の時、先生に少年から一枚のカードが届いた。
「先生は僕のお母さんのようです。
そして、いままで出会った中で一番すばらしい先生でした」

それから六年。またカードが届いた。

「明日は高校の卒業式です。僕は五年生で先生に担当してもらって、
 とても幸せでした。おかげで奨学金をもらって医学部に進学することができます」

十年を経て、またカードがきた。
そこには先生と出会えたことへの感謝と父親に叩かれた体験があるから
患者の痛みが分かる医者になれると記され、こう締めくくられていた。

「僕はよく五年生の時の先生を思い出します。
 あのままだめになってしまう僕を救ってくださった先生を、
 神様のように感じます。
 大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、
 五年生の時に担任してくださった先生です」

そして一年。届いたカードは結婚式の招待状だった。

「母の席に座ってください」

と一行、書き添えられていた。


・。。・゜゜・。。・゜・。。・゜゜・。。・゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・

本誌連載にご登場の鈴木秀子先生に教わった話である。

たった一年間の担任の先生との縁。
その縁に少年は無限の光を見出し、それを拠り所として、 それからの人生を生きた。
ここにこの少年の素晴らしさがある。

人は誰でも無数の縁の中に生きている。
無数の縁に育まれ、人はその人生を開花させていく。
大事なのは、与えられた縁をどう生かすかである。

『致知』2005年12月号 総リード

正範語録

仕事についての「語録」ですが,勉強にも通じるものがありますね。


「ありがとう!」そして「また会いましょう!」



皆様,暖かいレスポンスをありがとうございます。

彼女の葬儀以来,ワイフと二人して何か身体全体のおかしさ,精神的な面でのアンバランスを感じていました。余りに早い彼女の帰天に,たぶんこちらのメンタルとフィジカルのバランス維持システムがついて行けなかったのだと思います。

同時に,人の心を本当に癒せるものは「感謝」の気持ちであることも,実感として分かりました。だから・・・『ありがとう!』って,すばらしい言葉なのですね。

私よりも年下のくせに先に逝ってしまった彼女ですが,でもやっぱり今までの全てのことに『ありがとう!』です。

いつかまた天国でお目にかかりましょう!

※彼女の「天国行き」は保証されていますが,私の場合は危ないかもしれません(汗)。悪いことはもうできませんね・・・(笑)。

2012年8月7日火曜日

友人との別れ

先週末,わたしとワイフの共通の友人を一人亡くしました。

大学生時代からの友人でしたので,付き合いはもう35年以上になります。わたしたちは結婚が比較的早く,子供もその分若いうちに授かったので,看護師をしていた彼女にずいぶんと助けられました。

特に上の子は,幼いときお風呂に入れてもらったりオムツを取り替えてもらったり,親代わりとなって散々お世話になっています。

ワイフがパリにしばらく「子連れ留学」をしていたときも,まだ幼い彼は,たまたま同じ時期にパリにいた彼女に遊んでもらい,食事につれていってもらい・・・と,言葉にはできないほど面倒を見てもらったりしていました。

彼女は私より二つ下で,ワイフと同い年です。看護師としての仕事が大変に忙しくなり,最近は年に何回かしか会えませんでしたが,会えば家族同然の付き合いとなり,それは楽しい時間を過ごしたものでした。

その彼女が身体の不調を訴えて,M病院に入院したのがちょうど一ヶ月前。

「腹痛がおさまらない」

というのが主訴でした。

当初は

「腸炎らしい」

という診断でした。

決して「腸炎」を軽んずるつもりはないにせよ,

「まぁ,絶食して腸の調子を整えて,だんだんに普通食に戻せばいいんじゃないの」

というような素人考えをしているうちに,

「食物を一切受け付けない,無理に食べると強烈な吐き気と腹痛でどうにもならなくなる」

という知らせがご家族から届きました。7月27日,ちょうど10日ほど前のことです。

「何か悪い病気では・・・」

と心配をしているうちに,先週の金曜日,全く突然,

「意識混濁に陥ったので,今のうちにあわせる人がいたら会わせておくように」

という知らせが舞い込みました。

友人間に大至急連絡を取り,同じ昔からの仲間5人と枕元に駆けつけたのがその日の16時。そのまま夜の10時過ぎに眠るように息を引き取ったそうです。

ドクターからは『上腸管膜動脈血栓症』という病名・死因を聞かされました。大変厄介な病気だといこと以外,私には(あるいはご家族の方にも)何の知識もありません。

おそらく彼女自身も(看護師でしたから病名を聞けば理解はできたと思いますが),自分がそのような病を得ているということを意識することすらなかったと思います。

それほどに急な,全く予想もしない他界でした。

学生時代に出会った友人が,年に一度全員で会い,静かな時間をともに過ごし,最後は楽しく食事をしてまた来年の再開を約すというような会を,ここ数年行っています。今年は12月の2日です。

「それまでには治したいねぇ。皆にもう一度会いたいよ」

この言葉が,彼女交わした殆ど最後の言葉となりました。

何の前触れもなく大部屋から個室に移されたこと,急に回りがあわただしく騒がしくなったこと,それにも関わらず点滴以外に特に治療法に変化がなかったことなどから,自分自身が大きな病院の看護師でしたから,彼女にはもうある程度のことが自覚できていたのでは,とも今になって思います。

確認する術もありませんし,今となっては確認できても仕方のないことです。

私は今までに肉親,親族,友人,教え子を含めてかなりの数の人の死に立ち会ってきました。いつかは私も見送られるほうになるのだと思いつつ,それでもやはり一人の人の「死」とは,

「悲しいもの」

なのだと思わずにはいられません。

残されたものが,先に逝った人の分まで生きなければならないことは当然のことです。ですが,それでもやはり,別れは

「悲しい」

ものですね。








2012年8月4日土曜日

今日の欠席数

今日は欠席数が全体の三分の一に上りました。

夏の期間は土曜日にオープンキャンパス等が集中することが多く、そちらに参加するため授業は欠席という人もいますが、それにしても三分の一とは・・・(苦笑)。

先生方も心配しているところです。

欠席のほとんどが「体調不良」です。身体の状態が悪いということであれば欠席は止むをえません。

でもそれが土曜日に集中するのは不自然です。

受講生が何らかの理由で休もうと、授業は通常通り行われます。もちろん授業に一回欠席したからと言って、学力が目に見えて落ちるというような性格のものではありません。でも私がここで強調しなければならないことは、

「授業に継続して出席する」

という

「事実のもつ重み」、

まさにこのことなのです。

試験場で自分を支えてくれるものは、偶々良かった一回や二回の模擬試験の成績ではありません。

暑かろうと寒かろうと、具合が多少良かろうと悪かろうと、

「どんなことがあっても、自分は一年間を必死に駆け抜けた!やり抜いた!」

という、嘘偽りのない

「事実」

なのです。

その事実の重みを、自分で今から壊すようなことをしては、何のためにご両親から医進塾での勉強のチャンスを与えてもらったのか分からなくなります。

もちろん、授業にちゃんと出たからと言って、それが合格を

「『保証』するわけではない」、

これも否定できない事実の一部でしょう。医学部・獣医学部の入学試験とは、単に授業になんとなく出るだけで受かるほど甘くはありません。

ですが逆に、

「受かっている人は、授業にちゃんと出続けた人」

ということも、医進塾や私が今まで指導するチャンスを与えられたいくつかの高校で、私が実際にこの目で見てきた決定的な

「事実」

でもあるのです。

そのあたりのことを、もうそろそろ塾生にも心底理解してもらってよい時期なのではないかと、先ほども理事長と話をしてきたところです。










2012年8月3日金曜日

夏期講習第2週目後半へ

先日始まったばかりだと思っていた夏期講習会が,既に第2週の後半に入っています。並行して実施している「単語暗記チェック」も,次第に熾烈さを増してきました。単語の暗記チェックには文系コースの生徒3名も参加しています。合宿に参加し,同じ単語暗記確認テストを受ける以上,

「文系の自分たちだけうかうかしてはおられない」

と,意を決して参加。スタートは若干遅かったものの,かなりの成績をあげています。

文系のコースと医進塾の生徒とは,実際のところ(隣の校舎を使って,物理的には近くにいるのですが)今まであまり接点がありませんでした。教科・科目の違いといえばそれまでですが,同じところで勉強していて,何にも関係がないというのもまた寂しいものです。

その意味で今度の合宿は,互いに切磋琢磨するという意味においても,非常によい機会だと言えると思います。

医進の塾生は

「受験科目が多い分,限られた時間を120%使わねばならない」

というプレッシャーがあります。

文系コースの生徒は

「文系なのだから英語ができて当たり前と思われる。出来なかったら恥ずかしい」

という別のプレッシャーがあります。

両方の立場の生徒が,自然な形で競いあい,それぞれに成果を上げていってくれるとしたら,こんなにすばらしいことはないと思います。

お互いに

「負けるものか!」

という健全なライバル意識が育っていってくれることを期待しています。




2012年8月2日木曜日

近畿大学医学部入試が医進塾で!

来年の1月27日(日)に医進塾校舎を使ってで『近畿大学医学部入学選抜試験』が実施されることになりました。

普段自分たちが勉強をしている場所で,実際の入学試験が受けられるというのは,医学部コースの皆さんにとって最大のメリットです。

来年度受験の日程もほぼ全部(医学部・獣医学部については)出揃っています。昨日のAO入試対策講座に見られるように,

「既に受験は始まっている!」

ということなのだと思います。

近畿大学医学部の過去問(解等・解説付き)が,近々届けられる予定です。到着次第,配付いたしますので,目を通しておいてください。

医学部受験日程一覧表は一両日中に各自にお渡しします。






2012年8月1日水曜日

AO入試対策特別講座

今日は14時30分から,5号館3階の会議室に麻布大学企画室課長の中山浩一先生をお招きし,「麻布大学獣医学部AO入試対策個別指導会」(長くてすみません・笑)を開催しました。



AO入試の受験を希望している塾生に対し,一人30分~40分の時間をかけて,エントリーシートの書き方や,それがどのように実際の大学の先生方から評価されるか,等の解説と指導をしていただきました。

今日の指導を元に,エントリーシートの最終チェックを明日から行い,提出した人から,今度は「面接対策」に入ることになります。

それらの最終的な結果が出るまにではまだ数ヶ月あるにせよ,来年度入試は,

「既に始まっている」

と言っても良いでしょう。

一日一日を

「大事に過ごす」

ことを,次回HRで塾生には強調して話したいと思います。